水素は燃えると空気中の酸素と結合して水が出るが、二酸化炭素(CO2)は排出しない。通常の炎は無色だが着色は可能。青、黄、黒、緑、赤の着色を研究中で、五輪カラーで揺らめく聖火の夢を追っている。
トヨタは国際オリンピック委員会(IOC)の最高位スポンサーを務めており、「環境五輪」をアピールするシンボルとして、水素を使った聖火の採用を東京五輪・パラリンピック組織委員会に働き掛ける。
運用面の課題を把握するため、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで十二月三日に開く社内駅伝大会で、水素トーチによる水素燃料の炬火(きょか)台への点火セレモニーを行う。水素は岩谷産業(大阪市)が提供する。
水素の利用は、地球温暖化の原因となるCO2の削減に効果がある。FCVは燃料の水素と空気中の酸素を化学反応させて発電し、モーターを回して走る。風力など再生可能エネルギーで水を電気分解した水素を使えば、CO2ゼロの「究極のエコカー」になる。
トヨタは一四年十二月、世界に先駆けてFCV「ミライ」を発売。二〇年までに東京都に百台以上の燃料電池バスを納入する計画を立てるなど、水素を活用する「水素社会」の実現を目指している。中日新聞より
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