2017年11月30日木曜日

日本海沿岸 広がる怒りや不安の声

北朝鮮が発射した弾道ミサイルが日本の排他的経済水域(EEZ)内の日本海に落下した29日、北朝鮮からとみられる船の漂着が相次ぐ日本海沿岸地域では怒りや不安が広がった。

石川県沖では操業中の漁師がミサイルとみられる「赤い飛翔体」を目撃。漁業関係者は「いつまで上空を気にしながら漁をしなければいけないのか」と嘆きを口にした。

北海道南部の松前さくら漁協(松前町)では当時、イカ釣り漁船1隻が出漁中だったが、落下海域から遠く被害はなかった。だが、落下付近で漁をすることはよくあるといい、漁協関係者は「逃げようもなく、迷惑だ。国に解決してもらうしかない」と嘆く。

この日は、北朝鮮の木造船も無人島の北海道南部の松前小島付近で漂流。松前町の漁師(67)は「まさかここまで流れ着くとは」と驚く一方、町は防災無線で「不審船の漂着が多く確認されている。外出や就寝の際は戸締まりをしっかりしてください」と呼びかけた。

石川県水産課によると、ミサイルが発射された当時、日本海中央部の大和(やまと)堆(たい)と呼ばれる海域ではイカ釣り漁船15隻が、北海道沿岸の日本海では県漁協所属の7隻がそれぞれ操業中だった。県漁協小木支所によると、イカ釣り漁船の男性乗組員が午前4時ごろ、「赤い尾を引いて西から東へ移動する」ミサイルとみられる物体を目撃。同支所の担当者は「上空を気にしながら仕事をしている暇はない」と憤った。
infoseek newsより

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