ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年11月29日水曜日
日馬富士引退会見速報「日本を愛している」
暴行問題を起こし、29日に現役を引退した大相撲の横綱日馬富士(33)=本名ダワーニャム・ビャンバドルジ、モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋=が同日、福岡県太宰府市で記者会見を開き、「このたび、貴ノ岩関にけがを負わせたことに対し、横綱としての責任を感じ、本日をもって引退をさせていただきます。
国民の皆様、相撲ファンの皆様、相撲協会、伊勢ケ浜部屋の後援会の皆様、親方、おかみさんに大変大変迷惑をかけたこと、心から深くおわび申し上げます」と頭を下げた。
会見には師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)も同席し、「横綱の権威を汚すようなことをした。本人が一番悪い。申し訳ないと言うしかない」と話した。
引退した今の心境は
「本当に国民のみなさまに、騒がせて、相撲協会、支えてくれた方に迷惑をかけて、心から申し訳ないと思っている」
引退はいつ決めたのか
「このことがマスコミに報じられ、(伊勢ケ浜)親方と話して、横綱として横綱の名が傷つかないよう責任を持ちたいと伝えた」
伊勢ケ浜親方「やった事実はあるので、責任はとらないといけないと。横綱という名前を汚してはいけない。私の指導不足もあるが、本人も反省して、社会貢献していければいい」
一体、何があったのか
「先輩力士として、弟弟子の礼儀礼節を正すことは先輩としての義務だと思う。叱ったことで彼(貴ノ岩)を傷つけ、ファン、世間を騒がせてしまった」
横綱は常々お客さんを喜ばせる相撲を取りたいと話していた。ファンにはどんな思いか
「16歳で母国を離れて、海を渡って日本にやってきて、親方、おかみさんの下で相撲、そして人様に迷惑をかけないよう、人としてちゃんと生きる道を教えていただきながら育ちました。相撲を通じて縁があった方々、私を支え、応援していただいたファンのおかげで第70代横綱になることができました。私は日本を愛しています。日本の国民も愛しています。ファンの皆様に心からお礼申し上げ、感謝を申し上げたいです」
相撲界はどんな世界だったか
「私は相撲を愛しています。そして相撲道というのは、ただ強いだけでなく、人として、相撲を通じて国民の皆様に感動を届け、社会に何かできることを一生懸命やっていくことを親方、おかみさんから学びながら、相撲を通じて皆に希望を与えることを考えて、自分にできるだけのことをやってきた。そういう意味では私にとっての相撲は、ただ強いわけでなく、人々に感動、勇気、希望を与えること」
17年間の相撲人生をどう振り返るか
「相手がいての相撲。今まで戦ってきたライバル、相手たち。相撲を通じて縁があって出会った方々の支え、親方の教えの下、おかみさんにも支えられ、素晴らしい17年間でした」
5年前の九州場所で昇進した横綱とはどういうものか
「昇進時に話したが、皆の見本になる、そして横綱の名前に傷がつかないよう、一生懸命精進して頑張りますといった。一生懸命、横綱として土俵に上がり、お客さんに楽しんでいただける、喜んでいただける相撲だけを考えて、横綱としての責任を果たしました」
どの相撲が一番の思い出か
「たくさんの思い出があります。この場を通じて、一緒に戦った力士の仲間たちに、本当に申し訳ないって伝えたいです。そして今、思い出に残っているたくさんの相撲の中では、初土俵で序ノ口で優勝したことが(一番)。初心を忘れちゃダメなので、その気持ちを忘れず頑張ってきました」
伊勢ケ浜親方に。日馬富士関の土俵人生はどんなものだったか
伊勢ケ浜親方「とにかく稽古、稽古ですね。弱音を吐かずずっと頑張り続けて、今日までやってきた。その相撲を見てもらうことによって、みなさんに喜んでもらえたんじゃないか」
親方が流した涙をどう受け止めたか
「今から10年前、父を亡くし、僕の『お父さん』であり、師匠であり、憧れでもある親方とおかみさんに恩返ししていきたい、おかみさんを喜ばせたい、親方に評価されたい、いい『息子』でいたい気持ちが強かった。最後に世間を騒がせて申し訳ない」
今後はどういう人生を歩みたいか
「相撲があっての私なので、相撲と生きていきたい。人様に迷惑をかけないように、ちゃんと生きていくつもり」
貴ノ岩に対して思うことは
「心も体も傷ついていると思うが、礼儀と礼節を忘れずちゃんとした生き方をして、頑張ってもらいたい。考えながら、頑張っていけるんじゃないかなと思ったうえで、行きすぎたことになってしまった」
九州場所2日目までは土俵に上がっていた。どんな気持ちだったか
「普通に相撲に集中して頑張っていました。新聞に出ることも分からなかったので、(10月)26日に彼(貴ノ岩)が僕のところに謝りに来て、握手して別れたわけですから、こんなに大きくなるとは思わなかった」
ほかに収拾の仕方はなかったと思うか
伊勢ケ浜親方「よその部屋の力士に指導し、その指導が行き過ぎてしまったことに責任はとらなければいけないと思っています。私は知ってすぐに謝罪しました。電話もしました。そういうことはきちんとやりました」
事の重大さをどう感じているか
「今回のことで、彼(貴ノ岩)のためになると、そして僕は正しいことしているという気持ちが強すぎ、行きすぎたことになると思いました。本当にそれだけです」
酒を飲んだときの自身の性格は
「私は今までお酒を飲んで、何かの事件を起こしたことはありません。人を傷つけたり、暴れたり、酒癖が悪いといわれたことは一度もないです。お酒を飲んだからの事件ではありません」
このような指導は今までもあったのか
「今までこういう指導をしたことはありません。土俵の上、稽古場で教えていくことが相撲道なので」
悔いはないか
「横綱としてやってはいけないことをしてしまったので、横綱らしく責任を取って、責任を持つのは横綱なので。こうしたいなっていうのはないです」
厳しい上下関係があったのか
伊勢ケ浜親方「冒頭で述べたように、なぜこういうことになったか不思議で仕方ありません」
今後、相撲との関わりは
(無言の日馬富士に対し)
伊勢ケ浜親方「今日やめたばかりで(言葉が)出ないよな? 黙ってていいよ」
まず何があって、どういう経緯だったのか
伊勢ケ浜親方「まだ捜査も続いていますので、そういったことについては答えられないです」
白鵬が九州場所の千秋楽で「日馬富士と貴ノ岩をまた土俵に上げたい」と話したことについては
「今もいいましたが、相手をけがさせたことに責任を持つのは横綱なので。(白鵬の)その気持ちはうれしかったです」産経ニュースより
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