2017年11月28日、インドネシア・バリ島の火山の大規模噴火に対する懸念が高まる中、国際空港閉鎖により現地に足止めされている韓国人観光客らが、ネット上に「大使館と連絡が取れない」など不満や不安の声を寄せている。韓国・ソウル経済新聞が報じた。
AFP通信などによると、インドネシア当局は27日、噴煙が立ち上るバリ島東部アグン山の噴火警戒レベルを最高に引き上げた。噴火は、約1600人が犠牲となった前回1963年の噴火に匹敵もしくはそれ以上の規模になる可能性があるという。
事態を受けインドネシア政府は、バリ島中心部デンパサール近郊の国際空港を27日から閉鎖しており、閉鎖は30日朝までと予定されている。
韓国の報道によると、現在、バリ島には約600人の韓国人観光客がとどまっているとみられている。一部の観光客はネットで現地の状況を伝えているが、「韓国大使館に電話してもつながらず、もどかしい」「中国は自国民をバスに乗せてフェリー乗り場まで案内しているのに、(韓国は)何してるの?」「火山灰の方向によって、空港が閉鎖されたり開放されたりしている」などの不安な胸の内を吐露する声も少なくないようだ。
これに、韓国にいるネットユーザーからは「国が率先して対策を練ってください。大事になりそうで怖い」と心配する声も上がっているが、「何言ってるんだか。何カ月も前から旅行危険地域と言われていたのに行く方が悪い。それなのに国をたたくとは」「『危険らしいけどまさか噴火はしないだろう』と思って行ったくせに」など突き放すようなコメントが目立つ。
また「もともと韓国外交部は仕事をしないからね」「そこに韓国大使館があったなんて、心から税金がもったいないと思う」「大使館員たちは噴火を予測してもう逃げたのかもよ」など国や外交部への批判の声も。
中には「日本大使館に連絡しなきゃ」「解決方法は、他国の外交官に連絡すること。特に日本はサービスがいい」と呼び掛けるユーザーまで出ている。
なお、28日付の韓国・イーデイリーの報道によると、韓国外交部は同日、在外国民保護のための対策会議を開き、バリ島に対応チームを急ぎ派遣する方針を決めている。
レコードチャイナより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年11月29日水曜日
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