中国ではすべての国民に「居民身份証」が発行されている。これは中国人が中国国内で自分の身分を証明する際に用いるが、銀行口座開設、結婚届、マンションの購入、また長距離バスに乗車する際などの様々な場面で必要とされ、これがないと何もできないと言われるほど重要な証明書だ。
現在の中国人が所有している居民身份証は「第二代居民身份証」と呼ばれる。これは非接触型ICカードであり、第一代との違いは偽造防止のための情報デジタル化技術と印刷技術を採用している点にある。第一代居民身份証は2013年1月1日をもって使用できなくなった。
居民身份証はあらゆる中国人にとって極めて重要な身分証明証なのだが、中国メディアの今日頭条はこのほど、中国の第二代居民身份証が「日本企業の設備によって印刷されている」という話があることを紹介し、「これがデマか真実か」を論じる記事を掲載した。
記事は、第一代居民身份証から第二代への切り替えにあたり、まず試験導入を行った6つの都市では居民身份証の製造に日本企業の印刷設備が使用されたと紹介。その後も第二代居民身份証は「日本の製品によって印刷されている」としたうえで、この話は「真実」であったと紹介した。
また日本企業の印刷設備が使用された理由について、第二代居民身份証が採用しようとしていたデジタルカラー印画技術において、日本企業のプリンターは他のすべてのメーカーよりも「ずば抜けて質が高かったため」であると紹介する一方、第二代居民身份証の製造を日本企業に丸投げしたのではなく、ただ日本企業の設備を買い取って印刷したということであり、中国国民の個人情報が日本企業に漏洩するということは生じていないと論じた。
この記事に対して、中国ネットユーザーから寄せられたコメントの中で最も多くの支持を集めたのは「中国人の生活は日本製品なしでは成り立たないということだ。中国製品の基幹技術も日本製であることが多い」というコメントだった。一部報道によれば、第二代居民身份証の印刷技術に対する中国政府の要求は非常に高く、特に色の飽和度と安定性の面で高い要求があったようだ。また身分証を作るコストの点においても歩留まりの高いプリンターが求められたという。
サーチナより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁
金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...
-
ホラー 映画『ファイナル・デッドコースター』で描かれるような遊園地での悲惨な死亡事故は、残念ながら現実でも起きてしまうことがある。今年8月には岡山県の遊園地で、走行中のジェットコースターの安全バーが外れ、乗客1人が負傷する事故が発生した。また、同日には大分県の遊園地でも、レールを...
-
インターネット 上には「掛けてはいけない電話番号」と銘打たれた、詳細不明の電話番号のリストが多数存在しています。それら電話番号と共に書かれている文面を見るに「掛けると死ぬ」「呪われる」「ドッペルゲンガー」「 宇宙人 」「貞子の電話番号」「花子さんの電話番号」などなど、いかにも恐ろ...
-
人を殺した人と会う。 死刑囚 の実像に迫るシリーズ【3】 「“あの時”に 時間 を戻せたらいいのに、ということはいつも思います。ただ、もしも“あの時”に戻れるとしても、今の自分で戻りたいです。自分まで当時の自分に戻ったら、また同じことを繰り返してしまいそうだからです」 昨...
0 件のコメント:
コメントを投稿