中国鉄路総公司は中国国内の鉄道事業を行う立場にある国有企業だが、同社の2016年末時点の負債額は4兆7200億元(約77兆円)に達した。15年末時点での負債は4兆1000億元(約67兆円)だったため、負債は1年間で6200億元(約10兆円)も増えたことになる。14年末時点における負債は3兆6800億元(約60兆円)だったため、中国鉄路総公司の負債は年々増加していることがわかる。
この負債の増加は高速鉄道などの膨大な建設コストが背後にあるが、中国メディアの快報は2日付で、中国高速鉄道の国外における建設プロジェクトが順調に進まない理由の1つは「高速鉄道の建設コストの高さ」にあることを指摘する記事を掲載した。
記事は、タイ、メキシコの高速鉄道建設プロジェクト、インドネシアのバンドンージャカルタ間、ロシアのモスクワーカザン間の建設プロジェクトや米国エクスプレスウェストのプロジェクトなど、海外建設プロジェクトは「いつもでこぼこ道である」と表現、つまり順調でないと論じた。
このようにプロジェクトが順調に進展しない要因は、高速鉄道プロジェクトが「政治化」されていること、海外の複雑な地理環境や労働環境の違い、文化の違いのほか、さらに新幹線がいつも邪魔をすることなどの要因が関係しているのは確かだと指摘した。
さらに、中国高速鉄道の建設コストは世界平均の約半分だとする一方で、たとえ中国高速鉄道の建設コストが競合より安くても、一本の「道路」を建設する工事とは比較にならないほど高額であると指摘。さらに建設には多大な時間が要求されるうえに、高速鉄道を黒字運営するには人口が多く、国土面積が大きく、しかも経済的に発達しているという条件が必要であり、こうした条件を満たしている国は多くはないと説明した。
中国は人口が多く、国土面積が大きく、経済面でそれなりに発達しているという条件を満たしているにもかかわらず、中国鉄路総公司の負債は年々増加している。これだけ巨額の負債を抱えることができるのは、同社が国有企業であり、中国にとって高速鉄道建設は国策だからという一面もあろう。中国のように国策として捉えていない国においては、高速鉄道建設が思うように進まないのはある意味で当然だと言える。 サーチナより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年5月10日水曜日
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