ドナルド・トランプ米大統領が、「北朝鮮に近すぎる」とされる韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領に緊急警告を発した。文氏が、北朝鮮との対話に意欲を示していることに、不快感をあらわにしたのだ。米国が世界最強の軍事力で圧力をかけながら、北朝鮮の「核・ミサイル開発」の完全放棄に取り組んでいるなか、文氏が国際的な連携を崩すことに強烈なクギをさしたようだ。
「北朝鮮情勢は韓国や日本、中国にとっても非常に危険だ」「対話するのは構わないが、『適切な環境』に基づかなければならない」
トランプ氏は12日に放映されたNBCテレビのインタビューで、文氏にこうメッセージを送った。「適切な環境」については、「1カ月か2カ月すれば、きちんとした答えを言うことができるだろう」と語った。
つまり、「いま、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長を屈服させるために、日本や中国と連携して強烈な圧力をかけている。『極左・従北』派はしばらく黙っていろ!」という意味だ。
文氏は、同国で最も「極左」とされた盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権の民情担当首席秘書官(司直の総括役)や、秘書室長(政権ナンバー2)を務めた人物である。
就任式の演説でも、「必要なら直ちにワシントンに飛んでいく。北京、東京にも行き、条件が整えば平壌(ピョンヤン)にも行く」と語った。この「従北」姿勢が、アジアの平和と安定を脅かしかねないのだ。
北朝鮮は1950年代から核開発を始めた。90年代には、核開発を凍結させる見返りに経済的支援を約束させるなど、米国を手玉に取りつつ、ひそかに開発を続けた。2006年に初の核実験を強行。12年には、北朝鮮憲法に「核保有国」だと明記した。
官邸周辺は「日米韓は北朝鮮にだまされ続けてきた。核・ミサイルという現実的な脅威が目の前にあるなか、文氏の『従北』姿勢は、北朝鮮の時間稼ぎに利用される。どちらの味方なのか分からなくなる。単純な対話路線では危機は排除できない。東アジアと世界の危機を高めるだけだ」と語っている。 夕刊フジより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年5月15日月曜日
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