2018年2月2日金曜日

日本譲渡の航空機初運用 比軍 南シナ海上から偵察

フィリピン国軍は、日本が譲渡した海上自衛隊のTC90練習機を初運用し、中国と領有権を争う南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)の上空からの偵察を行ったと発表した。北部ルソン司令部広報官が1月31日、明らかにした。
 
地元メディアによると、TC90は同日午前、同礁と周辺の上空800フィート(約240メートル)を飛行し、中国海警局の公船4隻、中国漁船1隻、実態不明の中国船4隻を発見した。フィリピン漁船4隻も確認した。飛行時に、中国側からの警告などはなかったという。

同広報官は、TC90の運用開始により、偵察や調査能力が強化されると述べ、「国の領域を守っていく」との姿勢を強調した。

日本は、フィリピンの沿岸監視能力向上を目的に、TC90計5機の無償譲渡を決定。すでに2機を引き渡している。

フィリピンの排他的経済水域(EEZ)内にあるスカボロー礁をめぐっては、中国が2012年に実効支配下に置き、フィリピン漁民を排除。中国の全面敗訴となった国連海洋法条約に基づく仲裁裁定の“棚上げ”と引き換えに、中国は16年から比漁民の操業再開を黙認するようになった。一方、スプラトリー(南沙)諸島と同様に人工島造成の動きをみせており、フィリピンが警戒を強めている。産経ニュースより

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