2017年8月8日火曜日

日本と中国の高齢者、老後の生活を比べてみたらこんなに差があった

高齢化社会の深刻化は、日本と中国に共通する社会問題だ。人口に占める割合が高まる高齢者たちの生活の質をどう確保するかが大きな課題と言えるが、日本と中国では高齢者の行動様式や考え方が大きく異なる。中国メディア・今日頭条はこのほど、日本と中国におおける高齢者の生活の違いを比較して紹介する記事を掲載した。
 
記事は「社会観念や価値観の違いにより、老後の生活は千差万別だ」としたうえで、日本と中国における高齢者の生活にどれほどの違いがあるかを説明している。


まずは「日本の高齢者は静かな生活を好む一方、中国の高齢者は動く生活スタイルを愛する」点を挙げた。「日本の高齢者施設では、多くの入居者がテレビを見たりぼーっとしたりしている。入居者どうしの交流も少なく、施設の中は静かだ。そして、日本の公園では体を動かす高齢者を見かけることが少ない」とのことである。
 
続いては、孫の面倒を見るかどうかについてだ。「中国では、孫の世話は高齢者の天職であるかのように考えられている。しかし、日本の高齢者は母親が忙しい時、あるいは母親がリフレッシュしたい時に代わりに面倒を見る程度。高齢者が育児の主力になることは絶対にない」と解説している。
 
そして、日本と中国では高齢者の「学びの意識」にも差があるという。記事は「お金にも時間にも余裕がある日本の高齢者の多くは、引き続き何かを学ぶことを選ぶ。学びに年齢は関係なく、どんな環境においても学びの習慣を持つべきだと考えているのだ」とした。また、日本の高齢者は仲間どうして観光したり、園芸やカメラ、手芸、音楽などのサークル活動にいそしんだりする人も多いと紹介した。
 
記事からは、日本の高齢者は悠々自適の老後を過ごしているという印象を受けがちだが、現実は必ずしもそうではない。経済的な理由や、病気や障がいなど身体的な理由から楽ではない日々を過ごしている高齢者も多くいる。穏やかでつつましく、そして健康で明るい日々を過ごせる高齢者の割合を増やしていくことが、高齢化社会に課せられたテーマの1つである。 infoseek news
より

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