北朝鮮国境に面した遼寧省丹東の商人と漁民によると、中国当局は4日から北朝鮮産海産物の取り締まりを強化した。罰金を恐れつつも北朝鮮との取引を続けている業者は少数に過ぎないという。
丹東市のデイリーNK情報筋によると、国境を流れる鴨緑江沿いの通りは深夜まで、公安局のパトロールカーが複数台行き来し、厳重な警戒を続けている。通常、国境警備は同じ公安局でも辺防部隊(国境警備隊)が行なうが、一般の警察車両まで動員されている異例の状況に、現地の貿易業者は当惑している。
一方で、小規模な取引、つまり密輸は依然として続けられている。
中国の漁民は、黄海上で北朝鮮の漁民からカニ、フグ、サバなどを受け取り、酒、台所用のガスボンベ、野菜などを提供する物々交換の形で取引している。海産物には原産地表示ががあるわけではないので、取り締まりに遭ったとしても「自分たちが獲ったものだ」といくらでも言い逃れができるというわけだ。
取り締まりは強化されたが、ある漁民は「中国は本当に制裁を執行できるのか」「何千人もの食糧がかかっている取引だ」として、このような取引は制裁の影響を受けないだろうと見ている。
丹東市内の市場では、北朝鮮産の海産物が売られている。ある商人は「多かれ少なかれ制裁の影響はあるだろうが、漁民たちは抜け道を見つけるだろう」と述べた。
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