2017年8月11日金曜日

韓国社会の油断が生む「異様な平穏さ」

2013年4月のある日、各国から多くの取材記者がソウルにやって来た。北朝鮮が3回目の核実験を行った直後のことだ。海外では「もうすぐ第2次6・25戦争(朝鮮戦争)が起こる」との見方が広まっていた。外信各社は非武装地帯を取材し、また市街地では市民から話を聞くなど熱心に取材を続けていた。

しかし韓国国内ではどこからも戦争の雰囲気を感じ取ることはできなかった。肩すかしを食らった記者たちは何を書くべきか悩んでいたが、そこに本社から「PSYの新曲『ジェントルマン』が発表される会場を取材せよ」との指示が来たという。その日の夜、CNNはソウル発のニュースで「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)氏はPSYに嫉妬するだろう」と報じた。

韓国の平穏さは一種のミステリーとして定着しており、今では韓半島(朝鮮半島)で戦争の危機が高まるたびに、海外メディアからいつも同じように報じられている。米国のトランプ大統領が「世界が見たこともないような炎と怒りに直面する」と述べ、これに北朝鮮が「グアムを攻撃する」などと応酬した昨日と一昨日、外信各社は先を争ってソウル市内の様子を伝えた。

新村で取材を受けたある大学生は「自分の生涯で本当に戦争が起こるとは考えたこともない」と述べ、株式市場でも株価の大幅な下落は起こっていない。これについて海外メディアは「韓国の個人投資家たちは押し目買いのチャンスと認識している」と伝えた。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)では「グアムに安く行ける絶好の機会」との声も飛び交っている。このような状況について米国のある新聞は「驚くほどだらだらしたソウル」などの言葉で市内の現状を伝えている。 朝鮮日報より

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