2017年8月9日水曜日

豪首相、「TPP11」発効へ日本と連携

オーストラリアのターンブル首相は8日夜、米国抜きで環太平洋経済連携協定(TPP)の発効を目指す「TPP11」について「TPPがもたらす利益を実現するため、日本と連携し努力していく決意だ」と語った。キャンベラで開いた日豪通商協定60周年記念式典のあいさつで述べた。
 
ターンブル氏は「米国の離脱でTPPは終わったと言われるが、安倍晋三首相と私は存続に向けて協力してきた」と強調した。TPP11の早期発効などを通じ、日豪が主導してアジア太平洋の貿易自由化を推進する考えを示した。
 
ターンブル氏は1957年に安倍首相の祖父にあたる岸信介首相(当時)が締結した日豪通商協定が両国の繁栄の礎になったと指摘。「日本は真に戦略的なパートナーだ」と述べた。
 
ターンブル氏は「年内か来年初めに日本を訪れる」との見通しを示した。 日経新聞より

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