■謎単語「covfefe」とは?
「Despite the constant negative press covfefe」画像は「Daily Mail」より引用
(度重なる否定的なマスコミcovfefeにもかかわらず)
これが今回問題となっているトランプ氏のつぶやきだ。一目見て分かる通り、「covfefe」という意味不明な単語が紛れ込んでいる。タイプミスかと思いきや、トランプ氏は、同投稿を削除後に「誰がcovfefeの意味を解明できるかな? 楽しんで!」と、挑発的なツイート。どの言語にも存在しない「covfefe」とは一体何なのだろうか?
2、ヒラリー「ロシアへの秘密のメッセージ」
画像は「Daily Mail」より引用
大統領戦でトランプ氏のライバル候補だったヒラリー・クリントン氏は、さらに恐ろしい可能性を指摘している。英紙「Daily Mail」(5月31日付)などによると、「Code Conference」の席上、ヒラリー氏はジョーク混じりに次のような発言をしたという。
「私は、ロシア人への暗号メッセージだと思いました」(ヒラリー氏)
トランプ氏とロシアのプーチン大統領の蜜月関係は、これまでトカナでも報じてきた通りだ。何かしらのメッセージをクレムリンへ、あるいは世界中に散らばったロシア人工作員に送ったものと見ることもできるだろう。ただ、いくら暗号化されているとはいえ、ツイッターという人目につく方法で、重要メッセージを投稿するだろうか。
3、敵対するイルミナティ(悪魔崇拝集団)へのメッセージ?
画像は「Daily Beast」より引用
一方、米ニュースサイト「The Atlantic」(5月31日付)は、タイプミスとみるのが合理的と指摘しつつ、「イルミナティへのメッセージではないか?」と、驚愕の解釈を披露している。
トランプ氏と「イルミナティ」の関係は複雑だ。ユダヤ系秘密結社「フリーメイソン」の上部組織として知られる「イルミナティ」は、世界の統一と全人類の奴隷化を目標にしている一方、トランプ氏はナショナリズムをあおり、世界の分断をはかっていると言われている。
しかし、トランプ政権には数多くのユダヤ系閣僚がいることから、トランプ氏が「反ユダヤ主義」であるわけではない。一説には、新興ユダヤ系財閥がトランプ氏を取り込み、旧勢力である「イルミナティ」と対立しているとも噂されている。今回のメッセージが「イルミナティ」に向けられているとしたら、穏やかな話ではないだろう。
英語のパロディ辞書サイト「Urban Dictionary」によると、covfefe(cuv-fey-fey、カブフェイフェイ、他にもコブフェフェ、コブフィーフィーなど諸説あり)とは、「“coverage”のタイプミス。手があまりにも小さくキーボード上の全ての文字を打てないことが原因」という意味の名詞とのこと。つまり、トランプ氏は「press coverage(マスコミ報道)」と言いたかった、というわけである。大手マスメディアも「covfefe=coverage(報道)説」を最有力と見ているが、各方面から続々と“待った”がかかっている。
1、タイプミスだとしたら→重病?
米ニュースサイト「Inc.」(5月31日付)は、「タイプ中にてんかんの発作か?」と、トランプ氏の健康面での懸念を指摘している。米大統領が3千万人以上のフォロワーが見る公式アカウントの投稿で、凡庸なタイプミスをするとは考え難いということだ。タイプミスしてしまうような、特別な事情があったと見るべきだろう。
大統領選をともに戦ったヒラリー・クリントン氏も、選挙キャンペーン中からたびたびアルツハイマー病の徴候、てんかんらしき発作が目撃されており、「アメリカ内科医および外科医組合(AAPS)」のアンケート調査では、71%もの医師が、ヒラリー氏を「大統領として不適格」と評価していた。もし、トランプ氏に重大な持病があるとしたら、任期途中での辞任もあり得るかもしれない。
4、古文書に登場する「悪魔」か?
画像は「Reddit」より引用
そもそも「covfefe」はメッセージや暗号なのだろうか? そんな先入観を打ち壊す新説が、驚愕の画像とともに海外の人気掲示板「Reddit」に投稿された。なんと、「covfefe」とは“悪魔の名”だったというのだ。
出典は明らかにされていないが、中世ヨーロッパの古文書に描かれた挿絵のようだ。上部欄外にはしっかりと「covfefe」の文字が見える。それにしても、この異様な怪物は何なのだろうか? 炎の耳、人間の顔、鋭く尖った牙、垂れ下がった乳房、馬のような脚、女性器を思わせる割れ目からは2匹のドラゴンが飛び出している。
これも悪魔崇拝集団「イルミナティ」に対する何らかのメッセージということだろうか? 謎は深まるばかりだ。
5、アノニマス系メディア「ほかの数々のできごとから目を背けるため」
画像は「Wikipedia」より引用
アノニマス系ニュースサイト「Anonymous」は、トランプ政権が、あえて国民の目を「covfefe」に向けることで、国内外の政治的問題をうやむやにしようと意図している可能性を指摘。騒動の裏で進行する重要な政治問題を報じている。
・提案中の法案「The Back the Blue Act of 2017」に対し、人権監視団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」が危機感を表明、不法あるいは不正に警察組織によって損害を被った者が受け取ることができる補償の権利を弱めるものだとして強く非難していること。
・今月1日、アフガニスタンで90人以上が死亡する爆破テロにおいて、米政府やCIAが支援している、あるいは過去にしていたとされるアルカイーダ系組織の関与が疑われていること。
・トランプ政権が、2018年度分の国防総省の予算として1兆ドル(約110兆円)を割り当てる構想を持っていったこと(実際には前年度を9.5%増額した約64兆円)。
果たして、この中に正解があるのか気になるところだが、米ホワイトハウス報道官のショーン・スパイサー氏が言うように、答え合わせは、トランプ氏と一部の限られた人間に聞くより他ないだろう。それにしても、タイプミスにしろ、秘密のメッセージにしろ、たった1つの単語で世界をこれほど熱狂させてしまうトランプ氏の影響力には、驚かされるばかりである。 トカナより
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