画像は、「Disclose.tv」より
アルベルト・アインシュタインが一般相対性理論を発表したことで、カール・シュヴァルツシルトによりその存在が示唆された天体、ブラックホール。高密度・大質量を備えるブラックホールの中心には極めて重い特異点が存在し、この周囲を“事象の地平線”と呼ばれる輪が取り囲み、周囲の星や光さえも飲み込んでいく。光さえも飲み込むブラックホールを目視で観測することは非常に難しく、特定にはX線源や質量の分析などが行われる。
宇宙の謎は人類にとって大きなロマンの1つ。ブラックホールの謎が解明される日を、楽しみに待ちたいものだ。 トカナより
2015年10月には、米国航空宇宙局(以下、NASA)がX線観測衛星「チャンドラ」「スウィフト」「XMM-ニュートン」の3機による観測結果を基に、星がブラックホールに飲み込まれる瞬間を再現した映像を公開している。星はまるで砂埃のように、一瞬にしてブラックホールの中へと吸い込まれていく。NASAの発表によれば、ブラックホールは星を飲み込んだ後、周囲に螺旋状に渦巻くガスを発生させ、吸い込んだ星の一部を吐き出していると推測できるという。そして今月10日には、“地球上空に発生したブラックホールの見え方”を科学的理論に基づいて検証した映像が、動画共有サイト「YouTube」上に公開された。動画は、「YouTube」より
ロシアのある村の上空に突如発生した巨大なブラックホールは、眩く輝き空全体を明るく照らしながら移動している。ポッカリと口を開けた特異点の周囲には、真っ赤に輝くガスのようなものが渦巻く様子が。そして映像の最後は、白い光が周囲を飲み込み、ブラックホールが全てを無に帰す様子で締めくくられた。今回公開された動画のように、もしも地球の上空で突然ブラックホールが発生した場合、生物にとって致命的な量のガンマ線が地球上に放射されることになるという。画像は、「YouTube」より
画像は、「YouTube」より
宇宙の謎は人類にとって大きなロマンの1つ。ブラックホールの謎が解明される日を、楽しみに待ちたいものだ。 トカナより
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