2018年6月29日金曜日

BBCで酷評相次ぐ 「次の試合で日本にぼろ負けして欲しい」

「今では日本にぼろ負けして欲しい」  BBC解説者の発言

英プレミアリーグ・エバートンの元MFレオン・オスマン氏(BBC Two)

最後の10分間、両チームの振る舞いは見苦しかった。こんなことはワールドカップでみたくないという、そのものだった。試合が茶番になった。

日本は81分、センターフォワードに代えてMF長谷部誠を投入した。長谷部は試合の速度を遅くした。

長谷部は、チームがイエローカードの枚数で勝っているという事実を強調し、チームメイトにプレイを遅くするよう伝えた。

長谷部の行動は、試合最後の5、6分の雰囲気を強く決定づけた。両チームとも動かず、ボールを押し込もうともしなかった。

無気力が試合の勢いを失わせ、とてもひどい結末にした。

北アイルランド監督のマイケル・オニール氏(BBC Two)

1982年や1986年に試合を見ていた時を思い出す。オーストリアや西ドイツがああやって、しかももっと長いこと、試合時間を消化していた。

よその試合がどうなるかに自分の運命すべてを預けてしまうなんて、監督として、あぜんとする。

少し日本ひいきになっていたのだが、次の試合でぼろ負けしてもらいたい。

BBC Twoのコメンテーター、マーク・ロウレンソン 


そもそもとてもお粗末な試合だったものが、茶番と化した。

ワールドカップでの順位を決めるのに、もっとましなやり方があるはずだ。得点数が重視されるべきだ。

得点こそ、サッカーで一番大事なものなのだから。警告を受けるのは誰にでも出来る。

国際サッカー連盟(FIFA)にとっても、恥ずかしい事態だ。

(日本選手が、近くにポーランド選手がいないのに、またぎフェイントをした後)笑うべきではないが、完全な茶番になった。

審判が手を振っている、何に対して? 審判が無理やり、選手にプレイさせることはできない。

イングランド代表の元主将テリー・ブッチャー氏(BBCラジオ5ライブ)

後味の悪い試合だった。ワールドカップをだめにする、ひどいやり方だ。侮辱だ。

今大会はこれまで素晴らしかった。ポーランドと日本のせいで、ワールドカップに少し汚点がついてしまった。

元スコットランド代表FWパット・ネビン氏(BBCラジオ5ライブ)

もし日本がグループステージを突破できていなかったら、日本は笑いものになって、自業自得だと言われたはずだ。日本は賭けに打って出たんだ。

サッカーのこんな試合を見るのは全く好きじゃない。ただ、攻め続け、再び失点してグループステージを敗退していたら、日本はばか正直で愚かだと言われていただろう。

現実世界では時々、奇妙な状況が作られる。そして日本はチャンスをつかんだ。セネガルが得点していたら万事休すだった。

BBCラジオ5ライブのコメンテーター、コナー・マクナマラ

今後さかんに議論される試合になるだろう。こういうことがあるから、グループステージ最終戦は同時に行われる。日本は走っていない。

2人の日本選手が、お互いにボールを回し合っているだけだ。15ヤード(約13.7メートル)以内にポーランド選手は誰もいない。

最後の15分で、この試合は有名なドイツ対オーストリア戦の流れをくむ茶番の一種になった。ただそれは、1982年には存在しない危険を伴うものだった。

日本が賭けに出たことで、試合が止まってしまった。セネガルが得点していたら、日本はグループステージに敗退し、費やした全ての時間が無駄になるかもしれなかった。

日本はフェアプレイ(ポイント)で勝ちあがったが、これをフェアプレイと言えるだろうか? これが、大会の精神なのだろうか?BBCニュース より

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