2018年6月29日金曜日

韓国車の品質は「世界一」のウラ 現代自の対米販売は低迷続き

韓国の現代(ヒュンダイ)自動車グループの乗用車3車種が、米国の自動車購入者を対象にした新車の品質に関する満足度調査で1~3位を占めた。韓国のマスコミは“大はしゃぎ”だ。
 
しかし、韓国の証券会社は、現代自の2018年4~6月期の営業利益を前年同期比32・9%減と予測し、「満足度調査で1~3位」という好材料にもかかわらず、「買い」を勧めていない。何だか、おかしい。

現代自グループの乗用車(=ブランド名では『ジェネシス』『ヒョンデ』『キア』)が米国の購入者の満足度調査で上位を占めたのは、今回が初めてではない。

14年の同じ調査でも、ポルシェやジャガーといった高級車種を除く一般ブランドでは、ヒョンデ1位、キア2位だった。15年はキア1位、ヒョンデ2位。

16年は高級車種も含めた全ブランドの中で、キア1位、ヒョンデ3位になり、中央日報(16年6月24日)は「ベンツ・BMWの品質上回った、格が変わった現代・起亜車」との大見出しを打った(=満足度が品質にすり替わった)。
 
17年は現代自の高級バージョンであるジェネシスが1位になった。これを取り上げた中央日報(17年6月23日)社説の見出しは「ポルシェを抜いた現代自と、東芝を買収したSK(=韓国の財閥)に拍手を」。脇道にそれるが、この時点で韓国人の脳内は、SKが東芝を買収したことになっていたとも言える。

そして、18年の「1~3位独占」だ。韓国経済新聞(18年6月21日)は「『品質経営』の結実」との見出しで、現代自グループの品質改善への取り組み姿勢を絶賛した。朝鮮日報(18年6月22日)も「世界的なブランドに成長した現代自動車」と大いに持ち上げた。

では、米国での韓国車のシェアは大幅に伸びたのか。

13年は8・1%だった。17年は7・4%まで落ちたが、18年1~5月は8・6%。

一時は落ちたが、また盛り返しているように見えるが、実は18年4月からGMが月間販売数を公表しなくなったため、シェアを計る分母が変わっている。GMの国内シェアは17%程度あるから、この影響は大きい。GM分を含む18年1~3月の現代自グループのシェアは7・7%だった(=シェアの数値はMARKLINESより)。

素晴らしい調査結果の連続にもかかわらず、現代自グループの対米販売は低迷を続けているのだ。

そもそも、この満足度調査は、新車のさまざまな評価ポイントを科学的に比較した結果ではない。ある車種を買った人物の主観をまとめたに過ぎない。だから、「こんなに安い車なのに、マアマアではないか」と思う人がたくさんいれば、その車種に対する満足度は高まるのだ。

しかし、多くの韓国人は、そうは思うまい。

愛国心の強い韓国人なら「わが国の乗用車の品質は世界一だ」「それは米国人が認めている事実だ」と状況を把握し、次は「それなのに日本で売れないのは、安倍晋三政権が韓国車を差別的に扱っているからだ」と話を転がしていくことだろう。夕刊フジより

0 件のコメント:

コメントを投稿

日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁

金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...