2試合を同じ先発で臨んだ日本だが、変更の可能性もある。長谷部や原口の疲労度が高いようで山口蛍、武藤らに出番が回ってくるか。豊富な運動量の維持が生命線だ。
2連敗で敗退が決まったポーランドは2試合5失点と緩慢な守備を突かれた場面が目立つ。大迫のポストプレーや香川、乾が相手守備陣の間に顔を出し、素早くパスを回すのが有効だろう。
警戒すべきはやはりレバンドフスキ。今大会は無得点だが、コロンビア戦では見せ場をつくった。ゴールに近い位置では仕事をさせないことが重要になる。
▽セネガル―コロンビア(日本時間28日午後11時・サマラ)
ともに速攻を得意とし、勝てば決勝トーナメント進出が決まる。勝ち点4のセネガルは引き分けても、ベスト8だった2002年日韓大会以来の16強入りとなる。
日本戦のセネガルは2度リードしながら追い付かれるもろさを見せた。本来の組織的な守りを取り戻して相手の焦りを誘い、スピードあふれるマネやニャンらを生かす攻めを見せられるか。
前回8強のコロンビアはポーランド戦でロドリゲスが2アシスト、ファルカオがワールドカップ(W杯)初得点をマーク。攻撃を引っ張る2人の復調が心強い。
▽イングランド―ベルギー(同29日午前3時・カリーニングラード)
勝ち点と総得点で並ぶ両チームがG組1位を目指して戦う。世界ランキング3位のベルギーも同12位のイングランドには過去1勝5分け15敗。相性の悪さを今回は打破できるか。
ベルギーは既に4得点のルカクがチュニジア戦で左足首を痛め、欠場の可能性が高そう。この試合で途中出場したバチュアイも得点するなど攻撃陣の選手層は厚い。持ち前の縦に速い展開で先制点を狙う。イングランドはケーンがパナマ戦でハットトリックを達成するなど5得点と好調。得意のセットプレーで有利な展開に持ち込めるか。
▽パナマ―チュニジア(同29日午前3時・サランスク)
ともに2連敗で迎える。チュニジアは計7点、パナマは計9点を失った。イングランドとベルギーに崩された守備をどう立て直すか。チュニジアは40年ぶりのW杯勝利、初出場のパナマは初の勝ち点と勝ち星が懸かる。
チュニジアはイングランド戦では試合終了直前に勝ち越されて惜敗し、大敗したベルギー戦も2点を返した。力はパナマよりやや上か。正確なキックを誇るカズリを軸に好機を探る。パナマはここまでFKからの1得点のみ。大差をつけられても旺盛だった闘争心で、熱狂的なサポーターの期待に応えたい。共同通信社より
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