2018年6月28日木曜日

中国人目当てに新埠頭建設中の韓国・仁川港、上半期のフェリー寄港がたった4隻

中国メディア・海外網は27日、中国人観光客の到来を想定して新たな埠頭を建設中の韓国・仁川港で、今年上半期に寄港したフェリーがわずか4隻しかないという「気まずい状況」に陥っていると報じた。

記事は「昨年の高高度防衛ミサイル(THAAD)問題で中国から韓国へ渡航するフェリーが途絶え、中国人観光客を絶対的な収入源とみていた現地は頭を抱えた。中韓関係改善の兆しが見えて、すでに約半年経っているが、韓国の観光業の現状はどうなっているのだろうか」とした。

そのうえで、韓国・聯合ニュースの報道として「仁川港公社が26日、今年上半期に同港に停泊したフェリーがわずか4隻にとどまり、THAADの後遺症が依然と続いていることが証明された」と伝えている。

聯合ニュースによると、今年上半期には、もともと12隻の停泊を予定していたが、8隻がキャンセルしたという。いずれも中国始発あるいは中国経由のフェリーとのことだ。

記事は、仁川港は2016年には年間62隻のフェリーが寄港して16万4800人の観光客が現地を訪れたと紹介。しかし、THAAD問題が発生した昨年に急転直下し、年間寄港数が17隻、観光客数も3万人にまで激減したとしている。

さらに、一向に回復の兆しが見えないフェリー市場の状況を尻目に、より多くの中国人観光客を受け入れるために計画した新たな埠頭の建設が進んでいると説明。新埠頭は今年末の完成、来年の正式運用を予定しているが、関係者からは「引き続き中国以外の地域の市場開拓に力を入れるほかない」との声が出ていることを伝えた。サーチナより

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