2017年10月1日日曜日

科学分野以外の受賞の有力候補は

今年のノーベル賞の自然科学分野以外の有力候補は次の通り。

文学賞(5日か12日とみられる)

有力候補として毎年名前が挙がるのが「ノルウェイの森」などで知られる人気作家、村上春樹氏(68)。主要作品が50を超える言語に翻訳され、世界的権威のあるチェコのフランツ・カフカ賞も受けている。日本人で23年ぶり3人目となる栄誉を期待する声は多い。

英ブックメーカー(賭け屋)、ラドブロークスの受賞者予想で村上氏は2番人気。1位はケニア出身の作家、グギ・ワ・ジオンゴ氏となっている。昨年は米のボブ・ディラン氏が歌手として初めて受賞。「文学」をより広くとらえようとする選考側の姿勢がどう影響するかも注目される。

経済学賞(9日)

日本人でノーベル経済学賞受賞を最有力視されるのが、米プリンストン大教授の清滝信宏氏(62)だ。経済への小さなショックが世界的な「生産性低下」の広がりにどうつながるかのモデルを描いたことなどで有名で、例年名前が挙がる“常連”でもある。

近年の経済学賞は米国主流派系の経済学者が相次ぎ受賞している。個人や企業の「最適化行動(制約下で最も合理的な行動を取ろうとすること)」をベースに分析する学派だ。清滝氏も主流派に属し、論文は世界の研究者に数多く引用されている。

ただ、清滝氏に匹敵する業績の経済学者は米国人を中心に50人規模に達するともみられている。

平和賞(6日)
 
ノルウェーからの報道によると、オスロ国際平和研究所のウーダル所長は1日までに、6日に発表されるノーベル平和賞で15年のイラン核交渉を合意に導いたイランのザリフ外相と欧州連合(EU)のモゲリーニ外交安全保障上級代表を受賞の最有力候補に挙げた。
 
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)とグランディ高等弁務官、トルコの有力紙「ジュムフリエット」とドゥンダル前編集長、フランシスコ・ローマ法王、シリアの民間防衛隊「ホワイト・ヘルメット」、イスラム教スンニ派過激派組織「イスラム国」(IS)の残虐行為を告発したイラクの少数派ヤジディ教徒のムラドさんも候補に目されている。  産経ニュースより

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