スペイン北東部カタルーニャ(Catalonia)自治州議会が同国からの独立を宣言したことを受け、州都バルセロナ(Barcelona)では祝賀ムードが広がる一方で、独立阻止を目指す中央政府が同州の自治権剥奪に動いていることから、不安の声も上がっている。
喜びに沸く群衆の中、ソーシャルワーカーの女性(38)は目に涙を浮かべながら、「ここまで来るのには多くの犠牲があった」「ついに前に進み、共和国を、新しい国を一からつくれることに感激している」と語った。
ウエーターの男性(66)は、地域独自の文化や歴史、アイデンティティー、言語を守るにはカタルーニャが独立するしかなく、こうしたものがあって当然だと考えてはならないと主張。「私はカタルーニャ語を学校で教わらなかった。当時は禁止されていた」と指摘し、フランシスコ・フランコ(Francisco Franco)将軍の独裁政権下でカタルーニャが抑圧されていた時代を振り返った。
「言葉、そして人々のアイデンティティー。人々のアイデンティティーを壊すことはできない」
カタルーニャ州では今月初め、騒乱の中で独立をめぐる住民投票が行われ、賛成派が多数を占める結果となった。スペイン憲法裁判所は投票を違法とする判断を下したが、独立派は27日の州議会で独立宣言の採決を強行した。
しかし、独立宣言は短命に終わる公算が大きい。中央政府や他国が宣言を承認していない上、マリアーノ・ラホイ(Mariano Rajoy)政権が同州の自治権や財政権を剥奪する姿勢を見せているためだ。
カタルーニャ州の住民の多くは、独立への賛否にかかわらず自治を重視しており、州議会による独立宣言は思い切った措置だと感じている。
前出のウエーターの男性が「後戻りはできない」と言うと、男性の姉はこれに同意しつつ、「独立には賛成だが、今の形には賛成していない」と述べ、「どのような結末になるのかは分からない」と先行きへの不安を語った。 (c)AFP/Marie GIFFARDより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年10月29日日曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁
金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...
-
インターネット 上には「掛けてはいけない電話番号」と銘打たれた、詳細不明の電話番号のリストが多数存在しています。それら電話番号と共に書かれている文面を見るに「掛けると死ぬ」「呪われる」「ドッペルゲンガー」「 宇宙人 」「貞子の電話番号」「花子さんの電話番号」などなど、いかにも恐ろ...
-
ホラー 映画『ファイナル・デッドコースター』で描かれるような遊園地での悲惨な死亡事故は、残念ながら現実でも起きてしまうことがある。今年8月には岡山県の遊園地で、走行中のジェットコースターの安全バーが外れ、乗客1人が負傷する事故が発生した。また、同日には大分県の遊園地でも、レールを...
-
人を殺した人と会う。 死刑囚 の実像に迫るシリーズ【3】 「“あの時”に 時間 を戻せたらいいのに、ということはいつも思います。ただ、もしも“あの時”に戻れるとしても、今の自分で戻りたいです。自分まで当時の自分に戻ったら、また同じことを繰り返してしまいそうだからです」 昨...
0 件のコメント:
コメントを投稿