2017年10月1日日曜日

世にも珍しい恐怖症5選! 体を洗えず死んだ少年も

一人の力では克服が難しいさまざまな恐怖症。高所恐怖症や閉所恐怖症など、何かしらの恐怖症を抱えながら生活を送る人は少なくない。しかし中には、恐怖症に人生を大きく狂わされてしまう人も。今回は、実際に発症例のある珍しい恐怖症5選を紹介しよう。
■接触恐怖

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画像は、「Photojournalism Now」より
毎朝、満員電車に乗り込み会社に出勤する日本人にとって、狭い電車の車内で他人の体と触れ合うことは日常茶飯事だ。しかし、世の中には「接触恐怖症」を発症し、他人の体に触れることに恐怖を感じてしまう人もいる。接触恐怖症の対象は、特定の性別(主に異性)から全人類までと幅広く、他人との接触には強烈な痛みを伴うこともある。米国に暮らす23歳の男性の場合、他人が肌に触れるたびに痛みを感じていたという。接触恐怖症の発症には、性的暴力などのトラウマが起因しているとの説もあるが、原因がわからず発症する場合がほとんどのようだ。
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画像は、「DeviantArt」より
■新奇恐怖
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画像は、Robert Couse-Baker / IMG_1760 (from Flickr, CC BY 2.0)
進学や就職などを機に、新しい環境に身を置くことは誰しもが経験すること。最初は緊張や不安を抱くが、数週間もすれば環境にも慣れ、自然と不安は解消されていく。“未知との遭遇”とは大袈裟だが、新しい対人関係を築いたり、新たな場所へ移ることに恐怖を感じる症状を「新奇恐怖症」と呼ぶ。中には社会的変化に適応できずに、動悸や息切れといった身体的症状を訴える人も。ある研究では、幼い子どもが毎日同じ食材ばかり口にすることは、将来的に自尊感情の低い不安定な大人へと成長する可能性が高いことが判明している。日常生活に支障をきたす新奇恐怖症は、厄介な恐怖症の1つといえる。
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画像は、「theAsianparent」より
■洗浄恐怖
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画像は、「fansshare」より
女性や子どもに多く見られる恐怖症の1つに「洗浄恐怖症」がある。この恐怖症は、幼少期に両親から受けた虐待によるトラウマが引き金となって発症することがほとんどだとか。症状にはシャワーが浴びることができないという軽度のものから、入浴や洗濯などの“洗浄”に関わること全てに恐怖を感じるという深刻なものまでさまざまだ。そして中には、洗浄恐怖症が原因で命を落とした者もいる。英国に暮らす10代のトーマス少年は、洗浄恐怖症を発症し、シャワーを浴びることができないため自身の体に防臭剤を振りかけて体臭を誤魔化していた。しかし、消臭剤に含まれるブタンガスを多量に吸ってしまった彼は、不運にも帰らぬ人になってしまった。
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画像は、「Reader's Digest」より
■日光恐怖
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画像は、「The Daily Greatest」より
夏場の街では全身に日焼け止めを塗り、可能な限り紫外線を浴びないよう日傘をさして歩く女性を多く見かける。事実、紫外線の浴びすぎは人体に悪影響を与えるというが、紫外線による病気を異常なまでに恐れるあまり、「日光恐怖症」に陥ってしまう人も少なくない。ある20歳の女性は、太陽の光が体に触れた瞬間にパニック障がいを引き起こすほど深刻な日光恐怖症に苦しんでいる。彼女は過去、甲状腺に悪性の腫瘍を患った経験から、ガンに対する恐怖によって日光恐怖症を発症したという。
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画像は、「LOLWOT」より
■異性恐怖
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画像は、「VOGUE THAILAND」より
性行為に対して強い嫌悪感や心理的恐怖を感じる、セックス恐怖症を発症する人が存在する一方、異性という存在そのものに対して恐怖心を感じる人もいる。性的暴力や強姦などが原因となり引き起こされる「異性恐怖症」。発症した人は、異性に対して強い苦手意識や不安を感じるだけでなく、近寄られたり話しかけられるだけで過呼吸や動悸などの身体的症状が現れるという。欧州や米国で同性婚が合法化されるなど性の多様化が認められる中、同様に性に対する恐怖症への理解も深める必要があるのかもしれない。 トカナより
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画像は、「HUFFPOST」より

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