2017年10月27日金曜日

正恩氏、「水爆」で世界恫喝 外相発言に北高官参戦「文字通りだ」

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権が今度は、「水爆実験」を掲げ、世界を恫喝(どうかつ)した。米メディアのインタビューに対し、北朝鮮の高官が、太平洋上での水爆実験の可能性に言及した李容浩(リ・ヨンホ)外相の発言を「文字通り受け取るべきだ」と語ったのだ。対する米国は西太平洋に、新たに原子力空母1隻が入ったと発表し、3隻が同時展開することになった。米朝関係は日ごとに緊張感が高まっている。

《北朝鮮当局者 水爆の脅威「文字通り」》

米CNNテレビ(電子版)は25日、このような見出しの記事を掲載した。同テレビが平壌で北朝鮮の高官にインタビューしたところ、「北朝鮮はいつも言葉通りに行動している」と語った。

高官のいう「言葉」は、李外相の発言を指す。9月21日に金正恩朝鮮労働党委員長が米国に対し、「史上最高の超強硬対応措置の断行を慎重に考慮する」との非難声明を出した後、「超強硬対応措置」について李氏が米ニューヨークで、太平洋上での水爆実験との見
方を示したのだ。

CNNのインタビューで、北朝鮮の高官は「外相は最高指導者の意向をとてもよく理解している。だから、彼の言葉は文字通り受け取るべきだ」と語った。

無法国家・北朝鮮に対し、米国は原子力空母で正恩政権にプレッシャーをかけている。米海軍第7艦隊司令部(神奈川県横須賀市)は25日、原子力空母「ニミッツ」を軸とする第11空母打撃群が同日に西太平洋に入ったと発表した。

原子力空母「セオドア・ルーズベルト」を中心とする第9空母打撃群も23日に西太平洋入りした。米韓共同訓練に参加していた原子力空母「ロナルド・レーガン」と合わせ、西太平洋に米空母3隻が同時に展開することになる。

米朝間のせめぎ合いは一体どこまでエスカレートするのか。  夕刊フジより

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