■聖書に書かれたアメリカ滅亡のシナリオ
グレッグ・ローリー氏「Harvest.org」より引用
英紙「Express」(10月29日付)によると、米・カリフォルニアの牧師であるグレッグ・ローリー氏による独自の聖書解釈により、近いうちに米国が北朝鮮の核攻撃によって消滅する恐れが高いことが判明したという。牧師であるローリー氏は、当然、聖書に精通していると思われるが、この度、聖書を注意深く再読したところ、終末の日に「世界に君臨する超大国」が存在しないことを発見したという。現在のコンテクストに置き換えてみると、「世界に君臨する超大国」といえば、米国を置いて他にあるまい。このことからローリー氏は、世界最強の国家である米国の崩壊が聖書に書かれていると直感したという。
「私が心配しているのは、世界に君臨する超大国が終末のシナリオに登場しないことです。アメリカはどこに行ったのでしょうか?」(ローリー氏)
画像は「Thinkstock」より引用
現在、アメリカにとって最も差し迫った危機は北朝鮮の核を置いて他にないことは確かだが、ローリー氏によると、終末のシナリオでは肝心の北朝鮮も言及されていないという。では、どうして北朝鮮が米国を崩壊させると考えられるのだろうか?「聖書の終末の日には、北朝鮮に似たどんな国も言及されていませんが、イランへの言及はあります。実は、北朝鮮とイランは驚くほど似ているのです」(同)
つまり、北朝鮮とイランは米国への敵意と核兵器への飽くなき野望という点で著しく一致しており、現在のコンテクストでは、米国に核ミサイルを落とせるのはイランではなく北朝鮮だということだろう。ローリー氏は、「北朝鮮が核の開発に成功したら、すぐさまイランが北朝鮮から核兵器を購入するだろう」という元国連大使のジョン・ボルトン氏の言葉も引用し、自説を強化している。
■ラビも恐れる北朝鮮、生物兵器も保有か?
画像は「Express」より引用
ところで、以前トカナでもお伝えしたように、北朝鮮の脅威を警戒する聖職者はボルトン氏の他にも存在する。たとえば、イスラエルの宗教指導者レヴィ・サーディア・ナチマーニー師は、他ならぬ北朝鮮によって最終戦争が引き起こされることを今から20年以上も前に予言していた。ナチマーニー師は亡くなる1カ月前の演説において、イスラエルの未来の脅威は、ペルシア(イラン)でも、バビロン(イラク)でも、カダフィ(リビア)でもなく、「コリアだ!」とハッキリ述べている。1994年の北朝鮮は今のような世界的な脅威ではなかったにもかかわらず、その危険性をズバリ予言していたことは注目に値するだろう。最後に、北朝鮮の脅威は核兵器だけではないことを指摘しておこう。すでにトカナでも指摘済みだが、米ハーバード大学ベルファーセンターのレポートによると、北朝鮮は大量の生物兵器を所有している恐れがあり、人々の目が核実験に集中する中、ひっそりと生物テロを実行する危険があるというのだ。さらに、トカナの取材に応じたジャーナリストのK氏によれば、12月末までに北朝鮮が生物テロを起こす可能性が高いという。
それが水爆か、生物兵器かは分からないが、いずれにしろ、今年中に北朝鮮が大きな賭けに出る可能性は十分にあるだろう。今後も北の動きから目が離せない。 トカナより
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