ブラーダさんは18日、上海で13時間連続のファッションショーをこなしていた。同紙によると「明らかに体調の悪い」ブラーダさんに対して、ショー運営側はステージに立つよう強いたという。ブラーダさんは卒倒し、救急車で運ばれた。2日間昏睡状態の後に息を引き取った。死因は「極度の過労」による慢性髄膜炎とされている。
悲運にも、ブラーダさんの母オクサナ・デューバさん(Oksana Dzyuba)は、娘の入院を聞いて至急、中国入国ビザを申請したが、最期の瞬間に立ちあうことも叶わなかった。娘と電話連絡を続けていた母によると、娘は睡眠不足で疲労困憊の様子だったという。
「あの子は私に電話をくれました。『ママ、とても疲れている。すごく眠りたいの』と。私は電話をかけ続けて、病院に行くようにと話しました」と、ロシアのメディアNTVに泣きながら語った。
前途洋々の若いモデルの悲劇的な死は、ファッション業界の児童の人権について疑問を投げかける。同紙によると、事務所側とブラーダさんは週に3時間労働する契約だったが、実際、彼女は毎日長時間の労働を強いられていたとみられている。ブラーダさんは、今回の契約では中国の医療保険サービスが適応されなかったために、事務所側は病院に連れて行くのを避けていたと考えられている。
シベリア・タイムスによると、中国は、都市部で活動する14~16歳のロシアの白人モデルを募集している。とくに、シベリアでは募集に力を入れているという。
彼女の親戚から、怒りの声があがる。「ヴラーダから利益を得たいという欲望が彼女の命を奪ったのだ」と、シベリア・タイムスの取材に答えた。家族は、ロシアの外務省を通じて、中国側のモデル事務所にブラーダさんの仕事と契約内容、死因について回答するよう求めている。 大紀元日本より
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