■ジェミニ10号から撮影されたUFO写真
宇宙開発競争において先行するソ連に追いつく成果を挙げた「マーキュリー計画」に続き、勢いをそのままにソ連を追い抜こうという野心を秘めたプロジェクトがこの「ジェミニ計画」であった。そして実際に8日間の宇宙滞在や宇宙遊泳、宇宙船のドッキングなどの各ミッションをすべてクリアし、開発競争でソ連を追い抜き月面への一番乗りにつながる礎になった計画でもある。
計画に使われたジェミニ宇宙船は10機以上も作られ、選抜された宇宙飛行士が乗り込み次々と宇宙へ送られたのだが、その中で1966年7月18日から同21日にわたって宇宙に滞在したのがジェミニ10号であった。搭乗者は後に両者共後のアポロ計画に参加するジョン・ワッツ・ヤングとマイケル・コリンズだ。
ミッションではコリンズが49分間にわたって宇宙船のハッチから宇宙空間に半身をさらし、人工衛星・アジェナから実験機器を回収したりするなどの任務を成し遂げたが、彼は約3日間かけて地球を43周する間に、多くの写真撮影も行っている。
現在、米アリゾナ州立大学の地球・宇宙探査大学院(School of Earth and Space Exploration)による特設ホームページ「March to the Moon」上でこの時に撮影された写真を閲覧することができる。そしてジェミニ10号から撮影された画像の中に、奇妙な光を発する細長いUFOが写り込んでいる1枚があることが最近になって指摘されている。いったいこれは何なのだろうか。「March to the Moon」より
■コリンズ氏「彼らは他の惑星から来ている」
オルタナティブ系メディア「Ancient Code」の記事では、UFO研究家たちの多くは、この3つの大きな光を放つ物体がエイリアンの宇宙船であると確信しているという。
画像を拡大してみると、真ん中の細長い光の両端に丸い光がつながるように並んでいる。よく見ると光の周囲に機体のシルエットらしき陰影も確認できる。あるUFO研究家によれば、この光はジェットエンジンのような推進装置から放出されているものであるということだ。
興味深いのは、同機搭乗者のマイケル・コリンズ氏がかつて口にした証言だ。「Ancient Code」の記事より
「私はこれらの地球外製の乗り物とその乗組員が他の惑星から来ていると信じています。…(中略)ほとんどの宇宙飛行士はUFOについて議論するのを嫌っていました。私はよくUFOについての見解を求められますが、私は彼らが他の文明の何らかの存在であると断言します」(マイケル・コリンズ氏)
一方、ジェミニ5号(1965年8月21日~同29日)の搭乗者であるゴードン・クーパー氏もまた8日間の周回軌道滞在中に、宇宙から眺めた地球の写真を数多く撮影したが、その中で米ニューメキシコ州の砂漠を撮影した写真に奇妙な物体が映り込んでいることがすでに報じられていて、昨年トカナでも紹介した。
下端部のセンターに見える三角形の漆黒のビジュアルはいったい何なのか? 衛星軌道より低空を飛行していたUFOが写り込んだのだろうか。「March to the Moon」より
地球外文明からみれば、人類の宇宙進出は確かに注目すべき動きで“お手並み拝見”といったところだろうか。この時期から現在に至るまで、我々の宇宙開発の模様は地球外文明によって、時には我々の側がその存在に気づくほど近くから詳細に観察されているのかもしれない。 トカナより
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