■ハーバードが警告「北の生物兵器に警戒せよ!」
画像は「The Sun」より引用
今月発表された米ハーバード大学ベルファーセンターのレポート「北朝鮮の生物兵器プログラム」によると、北朝鮮は肥料工場に化学者を集め、数百万人に対し殺傷能力を持つ、天然痘、ペスト、コレラといった病原菌をベースにした生物兵器を所有しているというのだ!これまで、北朝鮮は核保有への野望を繰り返し強調してきたが、バイオ兵器に関しては、それほど目立った動きは見られなかった。しかし、上述のレポートでは、核兵器よりも生物兵器の方が目立たずに開発でき、かつ原材料の入手も比較的容易であるため、その脅威に今から備える必要があると警鐘を鳴らしている。
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、最高指導者に就任して以来、繰り返し「農業改革」の重要性を口にしてきた。この改革の主要な目的は、農薬生産の向上にあるといわれており、2017年3月には、有機肥料の生産を目的とする巨大な工場が平壌に建造された。
バイオ施設で生物兵器用の病原菌を生産している?「Belfercenter」より引用
そこでは、「チュチェ肥料」という北朝鮮の「主体(チュチェ)思想」から名付けられた肥料が生産されているといわれ、表向き、金正恩の農業改革を達成するための民間利用に見える。しかし、2015年に北朝鮮メディアが公開した別のバイオ施設の内部写真には、生物兵器用の病原菌を培養していると見られる設備が写っていたのだ。平壌の肥料工場も、有機肥料の生産とは名ばかりの、生物兵器生産工場である可能性がある。実際、韓国国防部が2015年に一部公開した情報では、北朝鮮が生物兵器に使用できる病原菌を開発し、兵器として使用する能力を持っていることが示唆されており、恐ろしいことに、すでに北朝鮮が天然痘、ペスト、コレラといった病原菌を保有しているとする報告もあるそうだ。
■北朝鮮の狙いは生物テロか?
画像は「Thinkstock」より引用
では、北朝鮮は生物兵器でどのような攻撃を仕掛けてくるのだろうか? ミサイルに搭載して日本や米国の上空にばら撒く算段なのだろうか? これについては、すでに今年の9月にジャーナリストのK氏が、12月末までに起こるかもしれないパンデミックについてトカナ編集部に語ってくれている。ミサイル以外にも、恐ろしく狡猾な攻撃法があるのだ。「まず、北朝鮮が日本を攻撃対象とする場合、『ミサイル or 電磁パルス(EMP)』攻撃の二択だと考えている人が多いかもしれませんが、それは違います。もっと怖いのは『在日米軍基地周辺での工作員による生物テロ』です
在日米軍の物資の補給は日本が行っていますので、日本に病原菌を撒き散らしてウイルスパンデミックを引き起こしてしまえば、米軍は物資を受け取ることができなくなり、備蓄でしか戦えなくなります。ちなみに10月23日現在の最新情報としては12月までに起こる可能性が高いといわれています」(K氏)
画像は「The Sun」より引用
つまり、わざわざミサイルなど撃たなくても、工作員を使って日本国内で生物テロを起こせば、一発で在日米軍基地を使用不能にすることができてしまうのだ。世界の視線をミサイルや核兵器に向けさせておいて、こっそりと病原菌をばら撒くことが北朝鮮の真の狙いかもしれない。この度、ベルファーセンターのレポートが公表されたことで、K氏の言葉がより一層真実味を帯びてきた。ミサイルばかりに気をとられて、足元をすくわれる可能性は十分にあるだろう。22日に投開票された衆議院の総選挙で圧勝した自民党の安倍普三首相は、あらためて北朝鮮の脅威への取り組みを約束したが、首相が見据える脅威の中に生物兵器テロも含まれていることを願うばかりである。 トカナより
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