100年以上の歴史を持つ劇場のため、現在は来年の再開に向けて改装工事中とのこと。今回の幽霊写真も工事中に偶然撮られたものだそうだ。
それでは、さっそく問題の写真をご覧頂こう。
画像は「Daily Express」より引用
画像は「Daily Express」より引用
1階席の後方に2つの人型の影のようなものが写っているのがお分かり頂けるだろうか。首から上は見えないが、タキシード(?)を着た紳士と淑女らしき2人組が舞台の方に向かって立っているようだ。
同写真がフェイスブックに投稿されると、幽霊に違いないというコメントが多数寄せられ、中には、「これは劇場に住んでる有名な幽霊のうちの2人じゃないか」というコメントまで見られる。どうやら、多くの人がこの劇場に幽霊が出没することを知っているようだ。
問題の写真に写っている2人のうちどちらかは、おそらく劇場の創設者であるリノ・ペピ氏ではないかと推測されている。というのも、ペピ氏は死後も同劇場に住んでいると噂されており、多数目撃されているからだ。たしかに、氏の写真と比べると服装は合致しているようだ。
ペピ氏の幽霊は、ロシアの有名バレエリーナ、アンナ・パヴロワの得意演目「瀕死の白鳥」が流れると特に出現率が高まるらしい。それというのも、ペピ氏は、1927年12月17日、パヴロワがダーリントン市民劇場に出演した日に亡くなっており、その演技を見ることができなかったのが今でも悔しいのだろうと噂されている。
劇場に出現する幽霊はそれだけではない。なんと、あと4体の幽霊が頻繁に目撃されているというのだ。
■劇場に出没する幽霊たち
画像は「Darlington Civic Theatre」より引用
1人は女性の幽霊で、ペピ氏の隣にいる幽霊がそうではないかと、劇場の経営責任者ジュリアン・カウンド氏は語っている。
「彼女の霊は、よく舞台の左端に立って、劇やリハーサルを見ているところを目撃されています。バレエの舞台によく現れるので、おそらく彼女はダンサーなのでしょう」
さらにカウンド氏によると、同劇場で働いていた人々の幽霊まで出現するという。
「もう1人の劇場霊は、大道具係のジミーです」
「生前、ジミーは舞台の仕掛け装置に関わる仕事をしていたようです」
「彼はロープにからまって死んだといわれてます」
3人目は、門番のゴードン。この幽霊もたびたび劇場内で目撃されているようだ。4人もの幽霊に住み着かれているだけでも驚きだが、なんと、小型犬の幽霊まで出没するというのだ。
この犬、どうやら、ペピ氏の飼い犬だったペキニーズの幽霊のようで、劇場内のバーや廊下で目撃されているという。しかも、目撃者によると、その姿は生きている犬のように鮮明だったそうだ。さらに驚くべきことに、1990年に劇場を改装した際、目撃が多発した場所から犬の遺骨が見つかったという。もしかしたら、誰かに遺骨を見つけてもらうために出没していたのかもしれない。
合計5体の幽霊が出没するなんとも恐ろしい劇場であるが、これまでに幽霊が劇場関係者や観客に危害を加えたことはないようだ。この劇場に愛着があって離れられないだけなのかもしれない。
おそらくこの劇場ならば、かなりの確率で幽霊を目撃できるだろう。イギリスに旅行する予定がある方は寄ってみるのも良いかもしれない。 トカナより
0 件のコメント:
コメントを投稿