2017年6月11日日曜日

トランプ氏、捜査中止要請「言ってない」 宣誓証言の用意

トランプ米大統領は9日、側近への捜査中止を米連邦捜査局(FBI)のコミー前長官に要請したとする同氏の米議会での証言を「そんなことは言っていない」と否定した。嘘をつけば偽証罪に問われる議会での宣誓証言にも応じる姿勢を表明した。ホワイトハウスでのルーマニアのヨハニス大統領との共同記者会見で語った。

9日、ルーマニア大統領と会談後の記者会見に臨んだトランプ氏(ホワイトハウス)=AP
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9日、ルーマニア大統領と会談後の記者会見に臨んだトランプ氏(ホワイトハウス)=AP

昨年の米大統領選へのロシアの干渉を巡る疑惑「ロシアゲート」に関するコミー氏の議会証言後、この件についてトランプ氏が話すのは初めて。側近への捜査中止の要請は司法妨害に問われかねない重要な疑惑で、トランプ氏は全面否定によって潔白を訴えた。

トランプ氏は「(ロシアとの)共謀はないし、(司法)妨害もない」と繰り返し、「彼の証言のいくつかは真実ではない」と主張。コミー氏に忠誠を求めたことも否定した。自身との会話を記録したメモを友人を通じて報道機関に提供したことを明かしたコミー氏を「リーク屋(情報漏洩者)だ」と非難した。

記者から「宣誓して証言するつもりはあるか」と問われると「100%(ある)」と応じた。自身がかつて存在を示唆したホワイトハウスでのコミー氏との会話を記録したテープについては「近いうちに話す」としながらも「答えを聞いたときにはとても失望するだろう」と語った。

米紙ワシントン・ポスト(電子版)によると、米下院情報特別委員会は9日、コミー氏との会話を録音したテープを23日までに提出するようにホワイトハウスに要請した。  日経新聞より

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