「韓国国民の中で受け入れられないという感情もあるのも事実だ」「日本が韓国国民の心情をくみ取ろうとする努力が重要だ」
自民党の二階俊博幹事長と12日に会談した韓国の文在寅大統領は、慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的」な解決を確認した日韓合意について、こう述べた。文氏の言葉の「感情」の部分を、「情緒」と訳していた新聞もあった。
文氏は5月に安倍晋三首相と電話会談した際も「国民の大多数が、心情的に合意を受け入れられないのが現実だ」と語っており、これが公式見解なのだろう。
国民感情が実定法や国際条約に優越する韓国独特の「国民情緒法」が、どうして外国にも通用すると考えるのか。なぜそんな自分勝手で甘えた要求を、日本が受け入れると思うのか。
先人の行いと姿勢
韓国は、本当に面倒くさい国だなあとあきれていたが、作家の百田尚樹氏の新刊『今こそ、韓国に謝ろう』(飛鳥新社)を読んで自分の浅慮に恥じ入った。
百田氏はここ数年、日韓併合の歴史を調べていくうちに、次のように感じてこの本を書いたのだという。
「日本が朝鮮および朝鮮人に対して行った悪行を知り、愕然としたからです。その非道の数々は、私の想像を絶するものばかり」
「現代に生きる日本人のほとんどが、七十年以上前に、祖先が朝鮮半島でいかにひどいことをしてきたか知りません」
詳しくは本を手に取ってもらいたい。百田氏は例えば、日本の悪行について次のように例示している。
▽朝鮮人の子供たちに学校に通うことを強制して、自由を奪うという人権蹂躙▽下層階級が使う文字とされていたハングルを勝手に広め、文字文化を変えてしまった▽はげ山の植林事業で5億9000万本もの木を植え、地肌むき出しの朝鮮半島独特の景色を作り替えてしまったなど。
また、美しい朝鮮半島の至る所に醜い鉄道網を敷き、河川の護岸工事で川本来の原始の美を壊し、現在も電力源となっている多くのダムを造り、傷痕を今に残したことなども記し、懺悔している。朝鮮半島は日本統治時代に耕地面積は倍近くに増え、人口も2倍となり、24歳だった平均寿命は42歳にまで延びたとされる。
百田氏は「そんなものを朝鮮人たちが望んだわけではありません」と指摘し、こう問いかける。
「私たちの先人が朝鮮半島で行ってきた非道で勝手なふるまいを反省すべきではないでしょうか」
なるほど、韓国がいまなお日本に対しては何をやっても許されると誤解しているのは、先人たちの行いと姿勢のせいだったのか。
日本の誤った報道
韓国に関連してはもう一冊、ジャーナリストの大高未貴氏の新刊『父の謝罪碑を撤去します』(産経新聞出版)も紹介したい。
韓国・済州島で朝鮮人女性の強制連行を行い慰安婦にしたと虚偽証言した故吉田清治氏の長男のインタビューなどをまとめて検証した内容で、長男のこんな言葉が紹介されている。
「父が発信し続けた虚偽によって日韓両国民が不必要な対立をすることも、それが史実として世界に喧伝され続けることも、これ以上、私は耐えられません」
慰安婦問題が日韓間の国際問題化した発端が吉田氏の偽証や、吉田氏をしつこく取り上げ続けた朝日新聞など日本側の誤った報道にあったのも事実だろう。
ならば朝日新聞にも、韓国に対し、心から謝罪してもらいたい。 産経ニュースより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
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