NBCによると、ティラーソン氏は今年7月に国防総省で開かれた会議の後にトランプ氏を「まぬけ」と呼ぶなど軽蔑するような発言をするようになり、政府高官からは少なくとも年内は国務長官にとどまるよう説得されたという。会議に先立ってトランプ氏が述べたアフガンへの米軍増派に関する軽率な発言に不満を持ったとされる。
ティラーソン氏は報道は「誤報」だと断じるとともに、「辞任しようと考えたことはない」と述べた。また、トランプ氏を「愛国者であり米国人や米国を第一に考えている。彼は聡明だ」とたたえた。
ただ、「まぬけ」発言に関しては「無意味な話に取り合うつもりはない」とかわした。CNNテレビによると、トランプ氏は「まぬけ」発言について報告を受けていたという。
記者会見を受け、トランプ氏は訪問先のラスベガスで記者団に対し、ティラーソン氏に「全幅の信頼を置いている」と述べた。同氏は記者会見の後にトランプ氏と電話で話した。
ティラーソン氏は9月30日、北朝鮮側の対話の意思を探っていると述べたのに対し、トランプ氏は翌日のツイッターで「素晴らしい国務長官だが、チビのロケットマン(金正恩朝鮮労働党委員長)との交渉を図るのは時間の無駄だと伝えた」と指摘していた。
産経ニュースより
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