2017年ノーベル化学賞候補に成均館(ソンギュングァン)大学化学工学・高分子工学部の朴南圭(パク・ナムギュ)教授の名前が上がり、故金大中(キム・デジュン)大統領(平和賞)に続く2人目となる韓国人ノーベル賞受賞者の登場に関心が集まっている。
4日、スウェーデン王立科学アカデミーのノーベル委員会は生理学・医学賞と物理学賞に続き化学賞の受賞者を発表する予定だ。
この日の発表が特に関心を集める理由は、2014年の劉龍(ユ・リョン)基礎科学研究院研究団長以降、初めて韓国人が候補に入ったためだ。
毎年、論文が引用された優れた研究者を分析し、ノーベル賞受賞が有力視されている学者を選出してきたクラリベイト・アナリティクスは、ことしのノーベル化学賞有力候補に朴教授を挙げた。
朴教授は固体型ペロブスカイト(Perovskite、灰チタン石)の研究の先駆者に挙げられている。次世代太陽電池の材料として脚光を浴びているペロブスカイトは、液体型という理由で太陽電池素材には向かないという評価をこれまで受けてきた。
だが、2012年に朴教授が固体型ペロブスカイト太陽電池を開発して関連研究が大きく増えた。
朴教授の他には、「遺伝子のはさみ」と言われる「CRISPR」を開発したウメオ大学のエマニュエル・シャルパンティエ教授が有力とされている。特に、「遺伝子のはさみ」は昨年も有力候補に挙げられていた分野なので、ことし受賞可能性があるという分析だ。
一方、前日に発表された物理学賞受賞者には重力波の発見を導いた米マサチューセッツ工科大のレイナー・ワイス名誉教授と米カリフォルニア工科大のバリー・バリッシュ名誉教授、キップ・ソーン名誉教授が選ばれた。
2日に発表されたノーベル生理学・医学賞は、植物や動物・人間が地球の自転周期によってどのように生体リズムを調節するのかを説明した米ブランダイス大学のジェフリー・ホール名誉教授とマイケル・ロスバッシュ名誉教授、ロックフェラー大学のマイケル・ヤング副学長が共同受賞した。 中央日報より
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2017年10月4日水曜日
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