衆院選では、希望の党の失速を象徴する候補が落選。不倫疑惑や暴言などスキャンダル候補の明暗も分かれた。大勝した自民党だが、「魔の2回生候補」91人は、小選挙区で「56勝35敗」と厳しい結果だった。
東京10区では、希望の党代表の小池百合子都知事の側近、若狭勝氏(60)が小選挙区で3位に低迷し、比例でも復活できず落選、小池氏から引き継いだ地盤を失った。
22日午後8時すぎに早くも「劣勢」の一報が流れると、報道陣や支持者ですし詰めの選挙事務所では「ああ」とため息が漏れた。
配管から水がしたたり、バケツが置かれた事務所ではスタッフや支持者の目はうつろで、蒸し暑さといらだちからため息と舌打ちばかりが鳴り響く。午後10時40分ごろには、若狭氏が現れないまま、選対本部長が「台風が来てますから、皆さんの命が大事だし、朝までそれぞれの自宅で待っていただきたい」と支持者に解散を呼びかける事態となった。
午後11時50分ごろ、自民党の鈴木隼人氏(40)の当選確実が出ると、ようやく若狭氏が姿を見せた。目は充血し、視線もぼんやりと定まらないなか、「希望の党が自民党の受け皿となるはずだったが、新たに立憲民主党ができたということで受け皿が分散された」と敗戦の弁を述べた。
「力不足だった」と自身の責任に言及する一方、「(小池氏の)『排除』は強すぎる言葉だった。これで有権者が立憲民主党に流れた面は否めない」「今回は公示日からの選挙戦で期間が短かった。期間が長ければもう少し違った展開になったのではないか」と不満げな様子も見せた。
小池代表の進退については「小池代表が今後決めていくこと」と述べるにとどまった。
大敗に事務所関係者もショックは隠し切れず、「あえて今日は何も言わないようにしている。格好つけるわけじゃなくて、愚痴になってしまう」とつぶやいた。
残った事務所スタッフが電話対応やパソコンに暗い表情で向かうなか、ピューピューとすきま風だけが盛んに音を立てていた。 infoseek newsより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年10月23日月曜日
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