2017年7月29日、中国メディア・南方都市報は、北海道で行方が分からなくなっている中国人女性が、23日に阿寒湖温泉に宿泊していたとみられることが日本の警察の調べで分かったことについて、3つの不可解な点に言及している。
行方が分からなくなっているのは福建省出身の危秋潔(ウェイ・チウジエ)さん。18日から個人旅行で北海道を訪れていた。事前の報道によると、危さんは22日に札幌のゲストハウスに戻らなかったことから、ゲストハウスが警察に通報。スーツケースはゲストハウスに残されていた。
ところが、警察のその後の調べで、22日は阿寒湖温泉のホテルに宿泊していたことが分かったという。危さんは午後7時半ごろに1人でチェックインし、翌朝7時半ごろにクレジットカードでチェックアウトしたが、その後の足取りは分かっていないという。ただ、危さんはチャットアプリで22日午後5時26分(日本時間)に父親に対して「無事に旅館(ゲストハウス)に戻った」とメッセージを送っている。
このほか、23日午前8時に阿寒湖の観光船の担当者が、危さんによく似た女性が乗船するのを目撃したという情報もある。
南方都市報は、これについて3つの不可解な点を分析している。
1つ目は、危さんが上記の時間に「旅館に戻った」と父親にメッセージを送っていること。札幌から阿寒湖温泉へは通常のルートで7時間ほどかかる。阿寒湖のホテルに午後7時半にチェックインしていたとすれば、午後5時半ごろに札幌のゲストハウスに戻ったはずはなく、ゲストハウスの担当者も戻ってきていないと証言している。記事は、「なぜ父親にうそをついたのか、メッセージを送ったのが危さん本人なのかは、依然として謎」としている。
2つ目は、旅行計画と行動が合致していないこと。危さんは事前に詳しく旅行の計画を立てていて、22日は旭川と富良野を訪れる予定だった。阿寒湖温泉とはかなり離れている。札幌のゲストハウスもチェックアウトしていないことから、阿寒湖温泉のホテルに宿泊したとすれば、何らかの事情があった可能性があると記事はみている。
3つ目は、23日の明け方に危さんの携帯電話の位置情報と、本人がいたとされる場所が合致しないこと。危さんは23日午前0時過ぎに、中国版ツイッターで芸能人の誕生日に「いいね」を押している。しかし、この時の位置情報は北緯43.0642度、東経141.3469度となっていた。この場所は地図上では、札幌駅近くの北海道庁になっている。
なお、危さんの父親らは娘の捜索のため、28日夜に来日している。
レコードチャイナより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年7月31日月曜日
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