2017年7月28日金曜日

英国、EU離脱後はアジアで存在感強化へ 軍配備も検討と英外相

英国、EU離脱後はアジアで存在感強化へ 軍配備も検討と英外相  
オーストラリア・シドニーで、英豪外相・国防相会談に臨むボリス・ジョンソン英外相(左から2人目、2017年7月26日撮影)。(c)AFP/Brendon THORNE

オーストラリアを訪問中のボリス・ジョンソン(Boris Johnson)英外相は27日、欧州連合(EU)を離脱後の英国はアジア太平洋地域でより大きな役割を担うことを目指し、必要に応じて英軍の配備も行うと表明した。

ブレグジット(英国のEU離脱)について、離脱賛成派のジョンソン外相は、英国が欧州の友好国との緊密な連携を維持しつつ国際的な役割を「再考」する機会を与えてくれた決定だと評価。「今回の外遊の目的の一つは、わが国がアジア太平洋地域とオーストラリアにより深く関与していくというメッセージを届けることだ」と、豪紙オーストラリアン(The Australian)に語った。

シドニー(Sydney)で行われたインタビューで、ジョンソン外相は「訪問先のどこでも、人々はもっと英国が関与することを望んでいた」と発言。「ここ(アジア)は素晴らしい成長を遂げている地域だが、緊張をはらんだ地域でもある」と指摘した上で「人々は、わが国のようにルールに基づいた国際制度を強く支持し、この地域(アジア)に軍をいつでも展開できる国の関与を望んでいる」と述べた。

ジョンソン外相はアジア太平洋地域を歴訪中で、既に日本とニュージーランドも訪問済み。シドニーでは英豪外相・国防相会談に出席し、安全保障と貿易について協議している。(c)AFPより

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