2017年6月19日月曜日

「第二のバミューダトライアングル」は南シナ海だった

「第二のバミューダトライアングル」は南シナ海だった!! 全世界の海難事故の4分の1が集中、日本経済にも大打撃必至! の画像1
画像は「Express」より引用

 
航行する船舶や航空機が忽然と姿を消すことで知られる魔の海域「バミューダトライアングル」。近年、その謎が徐々に解明されつつあることはトカナでも報じてきたが、ここに来て新たな魔の海域「第二のバミューダトライアングル」の存在が明らかになった。

■南シナ海が第二のバミューダトライアングル?
 
「第二のバミューダトライアングル」は南シナ海だった!! 全世界の海難事故の4分の1が集中、日本経済にも大打撃必至! の画像2
南シナ海「Wikipedia」より引用
 
英紙「Express」(6月13日付)によると、近年大量の巨大船舶が次々と姿を消す事件が多発している海域こそ、我々日本人にもお馴染みの「南シナ海」だという。大手保険会社「アリアンツ」の年次レポート「Safety and Shipping Review 2017」によると、2016年に世界で発生した船舶ロスの実に4分の1以上が南シナ海に集中しており、実は世界有数の危険海域と化しているというのだ。
 
香港、中国、台湾、フィリピン、ブルネイ、マレーシアベトナムインドネシアにまたがる南シナ界は、シーレーン(海上交通路)として極めて重要な位置を占めており、多くの大型商船の通り道となっている。もちろん日本にとっても貿易上の要所であり、もし「南シナ界」が船舶の航行を不可能にするような魔の海域になりつつあるとしたら、我々日本人にとっても他人事ではないだろう。
 
「第二のバミューダトライアングル」は南シナ海だった!! 全世界の海難事故の4分の1が集中、日本経済にも大打撃必至! の画像3
画像は「Express」より引用
 
昨年3月には、台湾船籍の巨大コンテナ船「TS Taipei」が台湾北部で座礁し、船体が真っ二つに割れるという事故があったが、さらに不穏な事件が2015年9月に起こっている。マレーシア船籍の船舶が13人の乗組員と500トンの積荷とともに南シナ海で忽然と姿を消してしまったのだ。マレーシア当局によると、同船舶は9月2日にマレーシアのクチンを出港し、5日に同国リンバンに到着予定だったが、予定日になっても到着せず、乗組員との連絡も完全に絶たれたという。その後、同船は発見され乗組員の無事も確認されたが、遭難理由に気象による「視界の悪さ」をあげており、何らかの異常現象が船舶を襲った可能性が指摘されている。
 
船舶だけでなくジェット機も南シナ界で消失している。2016年6月、ロシア製のベトナム戦闘機が中国の海南島付近でレーダーから消失。「Reuter」(2016年6月14日)が報道した時点では、未だ発見されていないとのことだ。
 
以前トカナでもお伝えしたように、元祖バミューダトラインアングルでは、局所的に「空気爆弾」と呼ばれる風速約270km(時速)を超える猛烈な下降気流が吹き渡っており、それが航行する船舶や航空機を海に突き落としたのではないかと言われているが、果たして、南シナ界でも同様の異常気象が起こっているのだろうか?
 
専門家によると、南シナ海での船舶の失踪や沈没は、船舶の管理不足、過積載といった人的ミスに加え、悪天候、強烈な嵐も背後にあると語っていることから、未だ知られていない特殊な気象現象が南シナ海の一部で発生しているとも考えられるだろう。とはいえ、真相解明は今後の本格的な調査を待つしかない。それまで、大きな事件が無ければ良いが。 トカナより

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