2017年6月6日火曜日

恐怖の人体実験を行なった731部隊がエボラ誕生の遠因に!?

■「731部隊」とは?

第二次世界大戦中の満州にて、「悪魔人体実験」が行われていたという。それを行なった研究機関名は、関東軍「731部隊」。初代部隊長が陸軍軍医中将の石井四郎だったため、通称「石井部隊」とも呼ばれる。

「731部隊」の非道な行為が世間に知れ渡ったのは、作家・森村誠一が1980年代に発表した『悪魔の飽食』(角川文庫)の作中で、彼らの悪行を告発したためだ。

森村によれば「731部隊」は、中国ハルビン平房区に広大な研究施設を建てており、伝染病予防と兵員用の給水の浄化を目的として活動していたという。だが、それはあくまで表向きの理由で、真の目的は恐るべき細菌兵器の開発であったというのだ。

世界最大規模の細菌部隊は、日本中の優れた医学者・科学者を集めて結成され、ロシア人・中国人など様々な人種の捕虜を対象に、ナチスドイツに勝るとも劣らない残虐非道な人体実験を繰り返していたという。その犠牲者の数は3,000人にものぼると言われている。

■『悪魔の飽食』を元に製作された映画『黒い太陽七三一』
映画『黒い太陽七三一/戦慄!石井七三一細菌部隊 THE DEVIL 731』は、森村の『悪魔の飽食』を題材にし、1988年に公開、製作された香港映画だ。
 
一応、社会派映画として位置づけられているが、恐るべき人体実験などの残虐な事柄をフォーカスしているため、スプラッター
ホラーの要素が強い作品に仕上がっている。

作品では「731部隊」が、いかに残酷であったかを徹底的に訴えている。どのような実験が行なわれていたのか一部を紹介しよう。以下、ネタバレも含むので注意を。

石井四郎中将率いる「731部隊」は、新型の細菌兵器を一刻も早く完成させるべく日夜、研究に励んでいた。彼らは、捕虜を「マルタ(丸太)」と呼び、人間ではなくモノとして扱った。「マルタ」と呼ばれた人々は、ペスト菌、コレラ菌、チフス菌など、ありとあらゆる病原菌を用いた恐るべき人体実験に掛けられていた。

・凍傷実験

零下35度で、10時間放置した被験者の両腕を湯に浸らせて急速に温める。すると、両腕の皮膚はぐずぐずにふやけてしまう。その皮膚をずるっと剥ぎ取ると、肉が削げ落ち骨だけになった両手が出てくる。骨だけになった自身の手を見て、半狂乱になった被験者の泣き叫ぶ声がこだまする。

・即凍実験

零下196度の液体に被験者の両手を入れさせて、急速に凍らせる。カチコチに凍ってしまったその両腕を、研究者は無常にもハンマーで粉砕していく。被験者は、粉々に打ち砕かれる自身の両手を見ながらもがき泣き叫ぶ。

・細菌爆弾実験

広い荒野に、十字架を立て複数の被験者を括りつける。被験者の近くで細菌爆弾を爆発させ性能を試すためだ。爆弾が爆発し、煙が立ち込め、爆音が静まると同時に悲鳴やうめき声が轟く。爆弾の衝撃で被験者は手足が吹き飛び、目玉が飛び出す者もいる。血だらけになりながら苦しみもだえるそのさまは、まさに阿鼻叫喚地獄である。

・毒ガス実験

恐怖に泣き叫ぶロシア人の母子を、一羽の鳩と共に毒ガス室に送り込む。毒ガスが噴射されると、ゲホゲホと咳き込み苦しみ悶える被験者。研究者は、その様子を冷徹な目で記録し、やがて、被験者たちは絶命する。もちろん、バタバタと羽ばたいて暴れていた鳩もカクッと息絶えた。

・減圧実験

ガリガリに痩せた全裸の男性被験者を、減圧室に放り込む。室内の気圧が減るごとに、被験者は体に異変を感じる。その後、男性は耳を両手で押さえながら「うわー!」と絶叫。やがてばったりと倒れこむと、痩せた体がプクッと膨れ上がる。そして、肛門からドピュッと糞便の汁が出たかと思えば、それと同時にニュルニュルと生き物のように長い腸が飛び出てくるのだ。肛門から腸を何メートルも飛び出させた状態で、被験者の男は絶命する。

・生体解剖

少年の生体解剖シーン。眠らせた少年の肉体を裂き、生々しい血みどろの臓器を次々と摘出していく。研究者らは、臓器を取り出した後、『成長期の少年の健康な臓器を取り出すことに成功した。今夜は一杯やるぞ~!』と臓器の入った瓶を手に持って大喜び。そして、空っぽになった少年の肉体はゴミとばかりに台車に乗せて死体焼却場へ。この解剖シーンは妙に生々しさが感じられる。なぜなら、このシーンには驚くべきことに本物の遺体が使われていたからだ。この映画の監督が「手頃な事故か不治の病で死んだ少年はいないか」と探していたところ運良く手に入ったので、そのまま撮影に使用した、という逸話が残っている。

その他にも、暗い気持ちになる場面が山ほど登場する。死体焼却場で働く爺さんが、「オロロン、オロロン、オロロンバイ~♪」と歌い踊りながら、マルタの遺体を焼却呂にくべているコミカルな様子が映画の暗部を深め、陰鬱な気分にさせる。

クライマックスでは「窮鼠猫を噛むとはこのことだ」と、大量のネズミの中に生きた本物の猫を放り込み、食い殺させる。また、証拠隠滅のために施設を破壊するシーンでは、ネズミたちに火を放ち叫びながら走り回らせたりしていた。このようなおぞましい動物虐待を、映画の中で公然と行っているのは許せない行為だが…。

最終的に、日本が敗戦したため、研究施設を破壊し、証拠隠滅に及ぶのだが、その時、マルタも全員ガス室送りで殺害している。日本人は、冷酷で自身の快楽と成功と保身のためなら仲間も殺すし何でもやるという非人間ぶりを徹底的に描いている。

このように「日本=悪」、「中国=善」と、描かれている様子は反日プロパガンダ映画ではないか? と思える部分もなくもない。事実、悪名高き「731部隊」だが、彼らの悪行は反日感情を煽るための捏造だという説もあるのだ。

■731部隊が残した実験結果で殺人ウイルスを作成!?

しかし、この細菌兵器が戦線に導入される前に日本は、広島・長崎に原爆を投下され多くの犠牲者を出し、敗戦。アメリカに対して無条件降伏をし、「731部隊」は証拠隠滅のために研究資料を処分した後に、施設を破壊したという。

だが、「731部隊」の中には実験データをアメリカに引き渡すことで戦犯から免れた者もいるという。彼らは後にアメリカに渡って研究機関などの要職につき、身分すら保障されていたという話もあるくらいだ。この実験データの中には、「731部隊」が開発した通常の60倍の毒性を持つペスト菌のもあったといわれているのだが、元Forbes太平洋支局長であるジャーナリストのベンジャミン・フルフォード氏も、アメリカのフォート・デトリックこと米陸軍観戦医学研究所が731部隊の資料を奪取し、生物兵器や化学兵器の開発を極秘裏に進めていた、と著書に記している。

ここからは推測の域を出ないが、今我々を脅かしているエボラウイルスが人工的に製造されていた場合、「731部隊」の研究データが生かされている可能性はないだろうか?

■エボラウイルスが作らたものであるとしたら?

一部の陰謀論者によると、エボラウイルスの拡散はこの世界を牛耳っている闇の勢力による人口削減計画の一環だという。しかも、闇の勢力は白人至上主義であり、有色人種は実験用のモルモット同然。彼らにとっては、劣等民族を間引くための作戦なのである。だが、一番恐ろしいのは自身が作った生物兵器が意志をもって進化し、暴走することだ。人間の手では食い止めることのできない、強力なウイルスによって人類が思わぬ滅亡を遂げることもあるだろう。

こうして恐れられているウイルスだが、生物の進化に一役買っているという仮説もある。ウイルスが遺伝子を運び、生物を進化に導いたというのだ。ウイルスが人類に思わぬ生物の遺伝子を運ぶことにより、融合が起こり新たなる人類が誕生する。そう、進化をした「神人(参照:ヒトラーの予言)」が生まれることだってありうるのだ。

人類はパンデミックによって滅亡するのか? 果たしてそれを乗り越えて進化し、新たな世界を創造するのか? その答えはそう遠くない未来にありそうだ。 トカナより

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