2017年6月6日火曜日

露「経済」深刻な低迷、米に接近したプーチン氏、トランプ氏の“支援”要請

ロシアのプーチン大統領が経済を通じ、米国に接近する姿勢を鮮明にしている。露西部サンクトペテルブルクで開催された経済フォーラムでは、トランプ米大統領の「最大の失敗」と批判される温暖化防止の枠組み「パリ協定」離脱表明を擁護し、米ビジネス界にはトランプ氏の“支援”を要請した。ロシア経済の深刻な低迷も背景にあるとみられる。

2日、プーチン氏は経済フォーラム会場内の小さな会議場に姿を見せた。関係者以外立ち入りが禁じられた「露米ビジネス分科会」の会場だ。

大統領が分科会レベルの会合に参加することは極めてまれで、参加した米国人男性は「彼が来たこと自体、前向きだ」と高く評価した。

プーチン氏はさらに、米ビジネス関係者に「米露が普通の政治対話を行えるよう助けてほしい」などと呼び掛け、トランプ氏を“側面支援”したという。

ロシアでは、対米関係の悪化が経済の低迷につながる構造も浮き彫りになっている。トランプ政権発足後、米露関係改善の機運がしぼみ、ウクライナ危機以降減少しつつあった資本の海外流出が再び増大した。

プーチン氏は米側の参加者らに「緊密な貿易と投資だけが不安定な政治への安全網になる」と、経済分野での協力を要請した。 夕刊フジより

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