サウジアラビアなどイスラム圏の6カ国がペルシャ湾岸の産油国カタールとの断交を発表した。石油や天然ガスを産出する国同士が衝突すれば、エネルギー危機が懸念される。
断交を発表したのはサウジのほかエジプト、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、イエメン、モルディブの6カ国。リビア東部地域を支配する政治勢力も断交を宣言した。
国際政治アナリストの菅原出(いずる)氏は「先日、中東を歴訪したトランプ米大統領は各国に『反イラン』体制で固めようと働きかけた。中東のリーダーとなりたいサウジは歓迎したが、カタールはイランともバランスを取っていこうというスタンスだった」と説明する。
カタールは天然ガス埋蔵量が世界第3位で、日本も輸入依存度が大きい。産油国のサウジとの対立で石油危機は生じないのか。菅原氏は「カタールからの輸出が止まることは考えにくいが、周辺諸国の人たちがカタールで働けなくなれば、長期的にコストが上がる可能性がある。サウジなどが『カタールと関係する企業は(国から)出ていけ』などと言い始めれば、中東で展開する日本企業にも大きな影響が出る恐れがある」とみる。
夕刊フジより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年6月7日水曜日
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