2016年8月26日金曜日

政府軍が化学兵器使用

シリアで塩素ガスなどの化学兵器が使用された問題で、国連と化学兵器禁止機関(OPCW)の合同調査チームは24日までに報告をまとめ、シリア政府軍が2014年~15年に掛けて、少なくとも2度有毒ガス弾によると見られる攻撃を行ったと結論付けました。AFP通信が伝えました。

国連安保理は昨年、塩素ガスを含め、化学兵器が使用された場合には、措置を科すと制裁を警告する決議を採択しています。

有毒ガスが使われたのは北西部のイドリブ県の2カ所で、空軍のヘリコプターがガス弾とみられる装置を投下しました。1件は塩素ガスの特徴と一致するといいます。報告書は15年8月北部アレッポ県で使用されたマスタードガスについて、過激派組織ISがその能力や動機などを持つ唯一の団体だと指摘しました。

国連やOPCWには従来、化学兵器の使用者を特定する権限はありませんが、安保理が昨年8月、関与した当事者を突き止めるために、合同調査チームを設置しました。

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