トルコのボズダー法務大臣は『アメリカがギュレン師を引き渡さないなら、トルコとの関係を犠牲にすることになる。
一人のテロリストのためにだ』と強い口調で述べているとトルコのTVは報じています。
この発言はロシアを訪問したエルドアン大統領の行動ともリンクしており、今後NATO軍基地存続問題にまで発展することを示唆しています。
アメリカは政治亡命状態にあるギュレン師をトルコに引き渡すはずもなく、これを承知で上記の発言をしているもので、アメリカからすれば、今後、アメリカの権益を守るために、エルドアン政権を倒すしか道がなくなりますが、トルコはCIAの世界でも有数の基地があると言われる程、アメリカと結びついて”いた”国であり、そこを敵に回して果たして中東政策をやっていけるのかとなります。
アメリカが本格的にエルドアン大統領と和解できるはずもなく、仮に今後対立がエスカレートしていけば、アメリカ(CIA)、NATO、ロシア、イラン、シリアといった複雑な関係国の思惑が入り乱れ、大混乱に発展するかも知れず、そうなればトルコは新興国経済の有力な一つであり、高利回り債として人気のあった国債ですが格下げとなり最悪の場合、デフォルトにまで発展するかも知れません。
GLOBAL EYEより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2016年8月12日金曜日
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