71回目の「終戦の日」を迎えた15日、政府は全国戦没者追悼式を日本武道館(東京・千代田)で開催した。天皇、皇后両陛下や安倍晋三首相ら6052人が参列し、戦没者約310万人の冥福を祈り、平和への誓いを新たにした。天皇陛下はお言葉で昨年に続き「深い反省」に言及された。
式典は午前11時50分すぎに始まり、国歌斉唱の後、首相は式辞で「戦争の惨禍を決して繰り返さない」と述べた。歴代首相が表明してきたアジア諸国への加害と反省には4年連続で言及しなかった。「明日を生きる世代のために、希望に満ちた国の未来を切りひらいていく」と強調した。
正午から参列者が1分間、黙とうした後、天皇陛下はお言葉で「過去を顧み、深い反省とともに、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願う」と述べられた。天皇陛下は8日に生前退位の意向を強く示唆する「お気持ち」をビデオメッセージで表明されて以降、皇居外で初めての公務となった。
追悼の対象は戦死した軍人・軍属約230万人と、空襲や広島・長崎の原爆投下、沖縄戦などで亡くなった民間人約80万人。遺族の高齢化が進むなか、戦没者のひ孫世代となる11~17歳の男女6人が青少年代表として献花するほか、10~17歳の男女14人が献花者に花を渡す補助者を初めて務めた。
式典では陸軍兵だった父をフィリピンのルソン島で亡くした小西照枝さん(74)=広島県東広島市=が、戦没者遺族を代表して追悼の辞を述べた。参列者の最高齢は、夫がフィリピンのレイテ湾で戦死した中野佳寿さん(101)=東京都多摩市。最年少は曽祖父が沖縄本島で戦死した宮城翔龍くん(5)=沖縄県うるま市。
終戦から71年がたち、遺族は高齢化している。厚生労働省によると、追悼式に参列予定の遺族のうち戦没者の妻は年々減り、今年は7人(0.1%)で初めて10人を割り込んだ。子供が56.0%で、孫は5.9%。参列者のうち23.2%が戦後生まれで、戦禍の記憶の継承が課題になっている。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2016年8月15日月曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁
金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...
-
インターネット 上には「掛けてはいけない電話番号」と銘打たれた、詳細不明の電話番号のリストが多数存在しています。それら電話番号と共に書かれている文面を見るに「掛けると死ぬ」「呪われる」「ドッペルゲンガー」「 宇宙人 」「貞子の電話番号」「花子さんの電話番号」などなど、いかにも恐ろ...
-
ホラー 映画『ファイナル・デッドコースター』で描かれるような遊園地での悲惨な死亡事故は、残念ながら現実でも起きてしまうことがある。今年8月には岡山県の遊園地で、走行中のジェットコースターの安全バーが外れ、乗客1人が負傷する事故が発生した。また、同日には大分県の遊園地でも、レールを...
-
人を殺した人と会う。 死刑囚 の実像に迫るシリーズ【3】 「“あの時”に 時間 を戻せたらいいのに、ということはいつも思います。ただ、もしも“あの時”に戻れるとしても、今の自分で戻りたいです。自分まで当時の自分に戻ったら、また同じことを繰り返してしまいそうだからです」 昨...
0 件のコメント:
コメントを投稿