今年5月、賭博罪で収監されていた山西省晋城市の黒幇(ヘイパン=マフィア組織)トップが出所する様子を、地元テレビ局が大きく報じた。刑務所の前に100人以上の構成員と高級外車がずらりと整列し、大量の爆竹を鳴らして盛大に祝福する模様やその後の出所祝いのパーティーの様子までを、ニュース番組で放映したのだ。
この一件をして「これまで保たれてきた公安と黒社会の縁が切れつつあることを象徴している」と指摘するのは、広東省地方紙記者だ。
「集会結社の自由のない中国では本来、これだけの数の犯罪組織構成員が公然で集合すること自体が違法。しかもその場所は刑務所の真ん前。それをテレビで放送されては、地元公安のメンツも丸潰れでしょう。ネット上では、黒幇の構成員らが、自らの力や富を誇示するような動画や写真をアップしていて、公安にケンカを売っているといっても過言ではない。今後は、中央(=習近平政権)から『打黒除悪』(マフィア殲滅作戦)の命を受けた公安と、生き残りをかける黒社会の対決が各地で展開されるでしょう」
一方、シノギ(資金源)を失ったうえ、打黒除悪キャンペーンで窮地に立たされる中国の黒幇の一部は、海外進出にその活路を見いだしている。
英BBCの7月1日付け報道によると、欧州最大の華人コミュニティーが存在するイタリア・トスカーナ州のプラート市で中国系マフィアがその活動を活発化させている。彼らは中国系の商店からみかじめ料を請求しているほか、北アフリカからのアラブ系移民に危害を加えているという。
スペインメディアの報道によると、同国バルセロナでも中国系マフィアが勢力を増しており、薬物販売や組織売春、強盗などの犯罪に関わっている。事態を重く見た地元警察は6月28日、中国系マフィアの構成員20人を逮捕。さらに組織のマネーロンダリングに加担していた宝石店などを摘発している。
このように、海外で興隆する中国マフィアに対しても、中国政府は打黒除悪に乗り出している。中国公安部はアルゼンチンのブエノスアイレスに特殊部隊を派遣し、現地警察とともに同国最大のチャイニーズ・マフィア「貔貅」(ヒキュウ)を撲滅させるべく「龍頭作戦」と呼ばれる任務を展開。中国ニュースサイトの国際在線によると、6月13日には同組織の22の拠点を一斉に急襲し、一部拠点での銃撃戦も経て、合わせて組織の関係者40人を拘束し、大量の拳銃やドラッグを押収した。同マフィアは、強盗や暗殺までをシノギとして扱っており、その凶悪性が問題視されていたという。
中国で進められるマフィア殲滅作戦によって黒幇たちが他国に流入しているとしたら、迷惑甚だしい話だ。欧州や南米より地理的に近い日本には、一体どれほど黒幇が新たに流入しているのだろうか。 夕刊フジより
日本にも中国マフィアが入国しているかもしれません。日本の暴力団と中国マフィアが敵対すれば一般市民が被害を受けることになる。また、手を結べば麻薬や覚せい剤などで資金を稼ぐかもしれません。日本の警察は取締を強めてほしいものである。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2016年8月26日金曜日
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