2016年8月14日日曜日

緊張の、ロシア・ウクライナ

ウクライナトとロシアの緊張が昨年2月以来再び高まっています。両国が数千人~数万人の部隊を動員し、一触触発の状況になっています。

ロシアのプーチン大統領の10日の記者会見。同大統領は、ロシアがウクライナから併合したクリミア半島でウクライナによるテロ攻撃があったと主張しています。

ロシア側によると、ウクライナ特殊部隊が6日、7日の2回に渡り、爆弾を企てクリミアのアルミャンスクに侵入。ロシア国境警備隊やロシア陸軍兵士と銃撃戦になりました。

銃撃戦でロシア側2人が死亡、ロシア連邦保安局(FSB)はウクライナ工作員数人をを拘束しました。そのうち、エブゲーニ・パノフという男が自身がウクライナ特殊部隊で、クリミアの重要なインフラ設備を破壊する事を命じられたと告白、ロシア国営テレビがその尋問を放映しました。

一方、ウクライナ側はこれを偽情報と否定、同国のポロシェンコ大統領は、ロシアはウクライナをおとしめて欧米からの制裁を解除させようとしても無駄だと発言。ロシアからの挑発に備え、軍に対して臨戦態勢をするように命じました。

ウクライナ側の情報によると、パノフ氏は東部の親ロ派武装勢力との戦闘に自由意志で参加したこともあり、民間義勇軍、サマアバロンの地域の指導者だったといいます。

ロイター通信によると、ロシアはクリミアで4万人の兵士を動員して軍事演習を予定しています。また、ロシア国防省は、最新鋭の地対空ミサイルS400を配備したと発表しました。

ロシア側の脅迫はこれだけではありません。9月に杭州で予定されていたポロシェンコ氏、メルケル独首相、オランド仏大統領との4者会談を、やる意味がなくなったと発言。4者会談では東部の親ロ派武装勢力とウクライナ政府が合意した昨年2月の停戦合意の現状や政治プロセスが話し合われる予定でした。

対話が中断し、ウクライナ東部での軍事的緊張も高まっています。ウクライナは東部とクリミアの2つの戦線で戦闘を強いられるかもしれない状況です。

11日には、国連安保理が非公開の緊急会合を開き、クリミアの状況について両国が参加し話し合いましたが、ロイター通信によると、主張は平行線であったようである。

フィナンシャル・タイムズ紙はロシアが欧米の経済制裁を解除させようと、揺さぶりをかけているとの見方を示しています。

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