ウクライナトとロシアの緊張が昨年2月以来再び高まっています。両国が数千人~数万人の部隊を動員し、一触触発の状況になっています。
ロシアのプーチン大統領の10日の記者会見。同大統領は、ロシアがウクライナから併合したクリミア半島でウクライナによるテロ攻撃があったと主張しています。
ロシア側によると、ウクライナ特殊部隊が6日、7日の2回に渡り、爆弾を企てクリミアのアルミャンスクに侵入。ロシア国境警備隊やロシア陸軍兵士と銃撃戦になりました。
銃撃戦でロシア側2人が死亡、ロシア連邦保安局(FSB)はウクライナ工作員数人をを拘束しました。そのうち、エブゲーニ・パノフという男が自身がウクライナ特殊部隊で、クリミアの重要なインフラ設備を破壊する事を命じられたと告白、ロシア国営テレビがその尋問を放映しました。
一方、ウクライナ側はこれを偽情報と否定、同国のポロシェンコ大統領は、ロシアはウクライナをおとしめて欧米からの制裁を解除させようとしても無駄だと発言。ロシアからの挑発に備え、軍に対して臨戦態勢をするように命じました。
ウクライナ側の情報によると、パノフ氏は東部の親ロ派武装勢力との戦闘に自由意志で参加したこともあり、民間義勇軍、サマアバロンの地域の指導者だったといいます。
ロイター通信によると、ロシアはクリミアで4万人の兵士を動員して軍事演習を予定しています。また、ロシア国防省は、最新鋭の地対空ミサイルS400を配備したと発表しました。
ロシア側の脅迫はこれだけではありません。9月に杭州で予定されていたポロシェンコ氏、メルケル独首相、オランド仏大統領との4者会談を、やる意味がなくなったと発言。4者会談では東部の親ロ派武装勢力とウクライナ政府が合意した昨年2月の停戦合意の現状や政治プロセスが話し合われる予定でした。
対話が中断し、ウクライナ東部での軍事的緊張も高まっています。ウクライナは東部とクリミアの2つの戦線で戦闘を強いられるかもしれない状況です。
11日には、国連安保理が非公開の緊急会合を開き、クリミアの状況について両国が参加し話し合いましたが、ロイター通信によると、主張は平行線であったようである。
フィナンシャル・タイムズ紙はロシアが欧米の経済制裁を解除させようと、揺さぶりをかけているとの見方を示しています。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2016年8月14日日曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁
金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...
-
インターネット 上には「掛けてはいけない電話番号」と銘打たれた、詳細不明の電話番号のリストが多数存在しています。それら電話番号と共に書かれている文面を見るに「掛けると死ぬ」「呪われる」「ドッペルゲンガー」「 宇宙人 」「貞子の電話番号」「花子さんの電話番号」などなど、いかにも恐ろ...
-
ホラー 映画『ファイナル・デッドコースター』で描かれるような遊園地での悲惨な死亡事故は、残念ながら現実でも起きてしまうことがある。今年8月には岡山県の遊園地で、走行中のジェットコースターの安全バーが外れ、乗客1人が負傷する事故が発生した。また、同日には大分県の遊園地でも、レールを...
-
人を殺した人と会う。 死刑囚 の実像に迫るシリーズ【3】 「“あの時”に 時間 を戻せたらいいのに、ということはいつも思います。ただ、もしも“あの時”に戻れるとしても、今の自分で戻りたいです。自分まで当時の自分に戻ったら、また同じことを繰り返してしまいそうだからです」 昨...
0 件のコメント:
コメントを投稿