韓国で、加湿器に使う殺菌剤に含まれていた有害物質が原因で多くの乳幼児や母親などが死亡した問題を巡り、韓国の検察は殺菌剤を製造した企業の元社長ら4人を業務上過失致死などの疑いで逮捕しました。
この問題は、韓国で2001年から2011年にかけて販売された加湿器用の複数の殺菌剤に有害な化学物質が含まれていたもので、多くの乳幼児や母親などが吸い込み、韓国政府は、これまでに221人が被害を受け、そのうち95人が死亡したとしています。
捜査を進めている韓国の検察は問題の殺菌剤を製造、販売した企業でイギリスに本社がある日用品メーカー「オキシー・レキット・ベンキーザー」の韓国法人の元社長、シン・ヒョンウ(申鉉宇)容疑者や元幹部2人、それにすでに廃業した別の殺菌剤メーカーの元社長の合わせて4人を14日未明、業務上過失致死などの疑いで逮捕しました。この問題で企業の関係者が逮捕されたのは初めてです。
検察は、これら2社が原料の安全性を検査せずに殺菌剤を製造したり、問題が発覚したあと有害物質を使っていたことを示す証拠を隠滅したりした疑いがあるとして、元社長らに対する調べを進めています。
この問題では「オキシー」社側から金を受け取って、「殺菌剤の人体への影響は明確ではない」とする企業側に有利な報告書をまとめた疑いなどでソウル大学の教授も逮捕されています。
NHKニュースより
韓国という国は、安全というものをどのように考えているのでしょうか。有害物質が入った殺菌剤を加湿器に入れれば、それを吸い込めばどうなるか分かるものだと思う。大学の教授も会社から賄賂をもらい人体に有害ではないと言うお墨付きまで付けるとは驚きである。
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