2016年5月13日金曜日

世界の賄賂160兆円~220兆円

国際通貨基金(IMF)は11日、世界の汚職に関する報告書を公表し、毎年1兆5000億㌦~2兆㌦が賄賂になっていることを明らかにしました。これは世界の国内総生産(GDP)の2%に相当。経済成長を阻害し、税収や貧困に繋がると警告をしました。

報告書は、汚職が経済発展に与える影響として、①国の徴税機能を弱め、公的サービスの提供が損なわれる、②公的な調達に費用がかさむ、③税収減を中央銀行の金融で補おうとする結果、インフレ招く、④民間企業の金融市場参入のコストを引き上げる。などを上げています。

汚職対策として、財政・金融で透明性を確保することや、信頼される訴追手続き、法的枠組みを確立することなどを挙げています。

IMFのラガルト専務理事は報告書について、汚職による直接的な経済損失はよく知られているが、間接的な損失はより重大であり、経済を阻害するものだ、低成長と所得の不均衡の拡大を招くと指摘。加盟各国に対し、汚職に対する戦略を立て、実施するよう求めています。

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