2018年11月16日金曜日

日豪首脳会談「自由で開かれたインド太平洋」へ協力確認

オーストラリアを訪れている安倍総理大臣は、モリソン首相との初めての首脳会談を行い、日米両政府が掲げる「自由で開かれたインド太平洋」構想の実現に向けて、日豪の協力関係を深化させていくことを確認しました。
オーストラリア北部のダーウィンに到着した安倍総理大臣は、日本時間の16日午後、モリソン首相との初めての首脳会談を行ったあと、共同の記者発表に臨みました。

モリソン首相は「近代的国家として開かれた自由貿易を行い、民主主義を支持し、保護主義には反対している。われわれの成功には貿易投資に開かれた姿勢を取ることが重要で、この地域の繁栄に不可欠だ」と述べました。

安倍総理大臣は「ダーウィンは、インド太平洋地域全体の安定と繁栄にとっての要だ。自由で開かれたインド太平洋というわれわれの共通のビジョンを実現するため、日豪の特別な戦略的パートナーシップをさらに深化させていくことを確認した」と述べました。

また北朝鮮情勢について、安倍総理大臣は「すべての大量破壊兵器、および、あらゆる射程の弾道ミサイルの完全な、検証可能な、かつ不可逆的な廃棄の実現、および安保理決議の完全な履行の重要性について一致した。瀬取り対策へのオーストラリアの航空機・艦船派遣に謝意を表し、引き続き日豪で協力することを確認した」と述べました。

さらに、日本やオーストラリアなど11か国が参加するTPP=環太平洋パートナーシップ協定の年内の発効が確定したことを歓迎したうえで、年内の実質妥結が見送られたRCEP=東アジア地域包括的経済連携の早期妥結を含め、自由で開かれたルールに基づく、多角的貿易体制の維持・強化のための連携を確認したことを明らかにしました。
NHK NEWS WEBより

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