2018年11月30日金曜日

いずも型護衛艦が空母になり、F35Bを運用すれば

中国初の空母である「遼寧」は、ソ連で設計された未完成の空母であった「ワリヤーグ」を購入し、中国が自前で建造を行って完成したものだ。遼寧にはカタパルトがないというネックもあり、中国は国産空母建造を大々的に進めているが、中国メディアの快資訊はこのほど、「日本がいずも型護衛艦を空母に改修し、F35B戦闘機を艦載するとなれば、その戦力は遼寧を超える」と論じる記事を掲載した。

記事は、日本がヘリコプター搭載護衛艦である「いずも型護衛艦」を改修して軽空母として運用しようとしているのは「公然の秘密」であったと主張し、これはいずも型護衛艦を戦闘機を運用する空母に改修することを防衛大綱に盛り込む方針だと報じられたことで裏付けられたと主張した。

さらに、日本はF35B戦闘機を導入する時期をこれまでは2026年と主張していたが、ここにきて前倒しする計画となったと主張。いずも型護衛艦を改修して空母としたところで結局は「羊頭狗肉」であると主張する一方で、最新鋭のステルス戦闘機であるF35Bを艦載できるようになれば、それは中国にとっては驚異との見方を示した。

また、いずも型護衛艦は1ー2年もあれば空母に改修され、F35Bを艦載した日本の空母の戦力は中国の遼寧を超えることになると主張。スキージャンプ甲板を採用している遼寧は多くでも20数機ほどの殲15戦闘機を艦載でき、いずも型護衛艦が空母となったとしても艦載機の数では遼寧の方が上であると主張する一方、殲15とF35Bの性能を比較した場合は中国にとって分が悪いと主張。

また、遼寧をはじめ、中国のスキージャンプ甲板を採用した2隻の空母の艦載機が将来的に殲31戦闘機に切り替わったとしても、日本に対抗するのは難しいと主張。いずも型護衛艦を改修し、F35Bが艦載されるのは中国にとって大きな驚異であり、「中国は再び戦力が周辺国に劣るという悩ましい状況に陥るかもしれない」と伝えている。

サーチナより

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