2018年11月24日土曜日

大阪に決定 55年ぶり2回目 健康や医療テーマ

2025年の万博が大阪で開催されることが、パリで開かれた総会で決まりました。大阪で大型の万博が開催されるのは、1970年以来、55年ぶり、2回目です。

2025年の万博開催地には、大阪とアゼルバイジャンのバクー、ロシアのエカテリンブルクが立候補し、日本時間の23日夜、パリで開かれた総会で、最後のプレゼンテーションが行われました。

大阪のプレゼンテーションでは、大阪や関西の食や歴史などの魅力をアピールしたほか、安倍総理大臣がビデオで、「大阪、関西、日本中の人たちが皆さんをお迎えし、一緒に活動することを楽しみにしている。成功は約束されている」などと英語のメッセージを寄せました。

このあと、156か国の代表による投票が行われ、大阪がトップになりましたが、当選に必要な投票総数の3分の2に達しなかったため、2位のエカテリンブルクとの間で決選投票が行われました。

その結果、大阪が92票、エカテリンブルクが61票で、大阪が2025年の万博の開催地に決定しました。

会場の控え室で投票を見守っていた大阪府の松井知事や大阪市の吉村市長らは、開催地に決まったことが伝えられると喜び合っていました。

大阪で大型の万博が開催されるのは、1970年以来、55年ぶり、2回目です。また、日本での万博の開催は、2005年に愛知県で開かれた「愛・地球博」以来、20年ぶりです。

■経産相「一体となって活動した成果」

世耕経済産業大臣は、記者団に対し「応援に感謝したい。政府、地元の大阪、関西、経済界一体となって活動した成果だ。みんなのためのエキスポを開催できるよう、重責を果たしていきたい」と述べました。

■経団連会長「日本経済の持続的成長に寄与」

経団連の中西会長は「大変喜ばしい。関係者の尽力に心から感謝する。今回の決定は、外国人旅行者の拡大やイノベーションの創出につながると期待され、日本経済の持続的な成長に大いに寄与すると確信している。大阪万博では、官民が一体となって新しい未来社会の姿を世界に発信し、持続可能な開発目標の実現に大いに貢献することを期待したい」とするコメントを出しました。

■日商会頭「日本発展の起爆剤として期待」

日本商工会議所の三村会頭は「誠に喜ばしいかぎりで、心から歓迎したい。万博決定を機に、大阪をはじめとする関西圏、ひいては日本全体が一層の飛躍を遂げることを期待したい。また、万博は国際的イベントであり、外国人旅行者の増加に期待がかかる。関西圏をはじめ各地への誘客がますます進み、日本の発展の起爆剤となることを合わせて期待したい」とするコメントを出しました。NHK NEWS WEBより

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