6回目となった安倍晋三首相とトランプ米大統領の会談は、米朝首脳会談に向け、北朝鮮に最大限の圧力を維持する方針で一致し、日米同盟の絆を国際社会に改めて印象づけた。トランプ氏が米朝会談で拉致問題に言及すると約束したことも大きな成果だといえる。ただ、通商問題では、米側を環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に復帰させることはできず、隔たりは残ったままとなった。
18日午後の共同記者会見で、首相は、昨年2月の首脳会談の最中、北朝鮮が弾道ミサイルを発射させたことを振り返った。
「記者会見で『断じて容認できない』と私が語った直後、トランプ大統領は『米国は百パーセント同盟国である日本とともにある』と力強いコミットメントを世界に向かって発信した。たった一言で、半世紀を超える日米同盟の絆がいかに強固であるかを見事に示した。あなたの偉大なリーダーシップに改めて心から敬意を表する」
この言葉にトランプ氏は満足そうにうなずいた。2人は会見中に何度もたたえ合い、信頼関係の深さを見せつけた。
だが、記者会見直前まで続いた通商問題に関する首脳会談では日米間で厳しい応酬が続いた。
トランプ氏「シンゾーの顔をつぶすようなことはしない。シンゾーの立場を守った上で対応している。だが、600億ドル(の対日貿易赤字)は何とかならないのか?」
首相「TPPこそが日米にとって最善の枠組みだ。それに農業分野の開放はこれ以上応じることはできない」
トランプ氏「俺は2国間(交渉)が好きなんだ!」
11月に中間選挙を控えるトランプ政権にとって、対日貿易赤字削減は、ぜひとも勝ち取りたい案件であることは日本側にもひしひしと伝わった。結局、新たな協議の枠組みを作ることで合意し、何とかその場を収めたが、しこりは残った。
そんな応酬の後でも、会見場でにこやかに握手できたのは、2人の友情の証しだともいえる。
とはいえ、トランプ氏は「ディール(取引)」を好む。記者会見で「拉致問題がシンゾーにとって一番大事な問題だということを分かっている」と語ったのは、裏を返せば「俺にとって一番大事な問題は対日貿易赤字削減なんだ」と念を押したといえなくない。
産経ニュースより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2018年4月20日金曜日
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