高エネルギー加速器研究機構(茨城県)は26日、新型加速器「スーパーKEKB(ケックビー)」で素粒子同士を衝突させる実験に初めて成功したと発表した。今後、衝突を数多く繰り返すことで宇宙誕生直後に似た環境を再現し、謎の多い当時の状況を知る手掛かりを探す。
同様の実験は海外や、2010年まで稼働していた高エネ研の旧型加速器でも行ってきた。スーパーKEKBは効率を大幅に上げるため、ビームを細くして含まれる素粒子を増やし、衝突が最大40倍起きやすくなるように設計した。
素粒子は星や生物を構成する最小単位。実験で用いる素粒子は電子と、電気的に反対の性質を持つ陽電子だ。光速近くまで加速して衝突させ、新たに生まれる素粒子などの振る舞いを精密な測定器で調べる。
現在の理論が想定していない現象が見つかれば、未知の素粒子が存在する証拠が得られる可能性もある。
前身の旧型加速器での実験は、08年のノーベル物理学賞を受賞した小林誠、益川敏英両氏の理論の正しさを証明した。高エネ研特別栄誉教授を務める小林さんは「実験で得られるデータ量も多く期待している」と話している。産経ニュースより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2018年4月26日木曜日
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